【2026年】50歳以上の男女に「葬儀の費用調査」に関するアンケートを実施
全国の50歳以上の男女602名を対象に「葬儀の費用」に関するアンケート調査を行いました
近年、少子高齢化や家族構成の変化、そして個人の価値観の多様化に伴い、葬儀の形式や規模の選択肢は大きく広がっています。
しかしその一方で、昨今の急激な物価高騰は人々の生活を圧迫しており、「万が一のとき、葬儀費用は一体いくらかかるのか」という消費者の不安はより切実なものとなっています。
葬儀という儀式は、多くの場合、急な逝去によって葬儀社の選定や決定にかけられる時間が極めて短いのが現状です。遺族は限られた時間と情報の中で、高額な費用を伴う大きな決断を迫られることになります。
特に、近年主流となりつつある「家族葬」などの小規模な葬儀は、「安価に抑えられる」というイメージが先行しがちですが、実際に執り行った後に想定外の出費や周囲の反応に戸惑うケースも少なくありません。
そこで「安心葬儀」では、親の仏教式葬儀について喪主を務めた50歳以上の男女602名を対象に、「葬儀の費用に関する調査」を実施しました。
物価高に悩む現代の消費者が抱く「葬儀のお金に関する不安」を軽減し、前もって行動を起こすためのヒントを提供することを目的としています。
調査概要
【調査概要】
- 実施期間:2026年6月15日(月)~2026年6月17日(水)
- 調査対象:全国の50歳以上の男女(両親共に葬儀喪主経験がある場合は直近の葬儀について回答)
- 回答総数:602名
- 調査方法:webを使用したアンケート
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます
1. 50%が「一般葬」を選択、次いで「家族葬」が32.6%。通夜を省略する形式は少数派
Q.あなたが直近で執り行ったご両親の葬儀形式はどのようなものでしたか?(n=602)

葬儀の形式について聞いたところ、全体のちょうど半数にあたる50.0%が通夜・告別式を行う「一般葬」を選択したことが分かりました。
次いで、親族を中心に近親者のみで見送る「家族葬(通夜・告別式あり)」が32.6%を占めています。
一方で、近年注目されることの多い「家族葬(告別式のみ)」や、通夜を行わない「一日葬」といった、儀式の一部を省略する形式を選択した層は少数派に留まりました。
核家族化や高齢化が進む現代においても、依然として通夜から告別式までの一連の儀式を重んじる傾向が根強く残っている実態が浮き彫りとなっています。
2. 葬儀費用の一般葬は「200万円以上」が最多。家族葬は100万〜120万円、直葬は25万〜30万円
Q.親の葬儀にかかった「葬儀自体の費用(お布施は除く)」は実際にいくらでしたか?(n=602)

実際の葬儀費用を形式別に見ると、最も伝統的な「一般葬」では「200万円以上」という回答が最多となりました。
これに対し、規模を抑えた「家族葬(通夜・告別式あり)」では「100万円~120万円」が中心層となっており、一般葬に比べて費用が抑えられている様子が分かります。
また、儀式を行わず火葬のみを行う「直葬」は「25万円~30万円」が最多回答でした。
ここで注目すべきは、少数派である「家族葬(告別式のみ)」の費用感です。
この形式では、価格帯が「20万円~40万円」の低価格層と、「100万円前後」の高価格層の2極化が進んでいる様子がうかがえました。
同じ家族葬という名称であっても、参列人数や祭壇の仕様、選ぶオプションによって、最終的な金額に大きな開きが出ることが示されています。
3. 葬儀喪主の47.3%が「想定より高かった」と回答。特に家族葬では半数以上がギャップを実感
Q.実際の葬儀費用は、具体的に調べたり見積もりを取ったりする前に、想定していた金額と比較してどうでしたか?(n=602)

事前の想定と実際の費用を比較してもらったところ、全体の47.3%と、約半数の喪主が「想定していたよりも葬儀費用が高かった」と回答しました。
しかし、一般葬よりも安価なイメージがある「家族葬(通夜・告別式あり)」を執り行った層において、半数を超える(53.8%)の人が「想像していた金額よりも実際の金額が高かった」と回答しています。
「小規模だから安く済むだろう」という事前のイメージが先行してしまい、実際にプランを組んだ際にかかる基本料金や追加費用とのギャップに驚くケースが多いと考えられます。
4. 費用節約のために4割超が規模・形式を工夫。しかし「相見積もり」の取得はわずか6.8%
Q.葬儀費用を抑えるために、意識したことや工夫したことはありますか?(複数選択可)(n=602)

一般葬に比べ、家族葬、一日葬、直葬を選択した喪主の4割超は、費用を抑えるために何らかの規模や形式の工夫を行っていました。
特に、通夜を省略した「家族葬(告別式のみ)」や「一日葬」を選んだ人たちの間では、参列者が減ることに伴う「飲食費の節約」を強く意識していた様子が垣間見えます。
しかし、そのように節約意識が高いにもかかわらず、葬儀を決定する前に複数の葬儀社を比較する「相見積もり」を取得した人は、全体でわずか6.8%に留まりました。
費用を抑えたいという明確な意思がありながらも、実際には1社の提示した見積もりだけで決定せざるを得なかったという、葬儀特有の「時間のなさ」や「精神的余裕のなさ」が浮き彫りとなっています。
5. 家族葬(通夜・告別式)の18.4%が「想定外の費用」に後悔。通夜の省略は「周囲の反応」に悔いが残る結果に
Q.葬儀を終えて、後悔したことはありますか?(複数選択可)(n=602)

葬儀後の後悔について調査したところ、「家族葬(通夜・告別式あり)」を選択した喪主の18.4%が「想定外の費用が発生したこと」を後悔の理由に挙げました。
ここでもイメージと現実のズレが後悔に直結していることが分かります。
また、さらに顕著な傾向として、通夜を省略した「家族葬(告別式のみ)」を選んだ喪主は、他の形式に比べて「親族・故人の友人・知人の反応」に対して後悔している割合が高いという結果が出ました。
「通夜がないなら参列できない」「最後のお別れがしたかった」といった周囲からの不満や戸惑いの声に、後から直面して悩むと考えられます。
なお、最初から儀式を一切行わない「直葬」を選択した喪主からは、後悔の念がほとんど聞かれないという対照的な結果も確認できました。
これは、シンプルなスタイルであることから、そこまで内容に期待をしていないので後悔が少ないのではと考えられます。
6. 相見積もりを取得した人の約6割が「後悔なし」。事前の比較検討が葬儀の満足度に直結
Q.葬儀が終わったあと、費用や内容に関して後悔したことはありますか?(相見積もりの取得の有無別)(n=602)

グラフの赤枠部分に注目すると、相見積もりを取得した人の61.0%が「特に後悔していることはない」と回答しています。
これは、取得しなかった層(32.8%)に比べて約2倍にあたり、事前の比較検討が葬儀の満足度(後悔のなさ)に大きく直結していることが分かります。
葬儀において、後悔を防ぐ最大の鍵は「事前の比較検討」です。いざという時に慌てて後悔しないためにも、元気なうちから専門家に相談し、自分たちの希望に合った適正価格の葬儀社を見極めておくことが大切です。
7. お布施についてはいずれの形式でも5万〜20万円が中心。一日葬では納得感に課題も
Q.お坊さんへのお布施(読経量・戒名料など)の金額はいくらでしたか?(n=602)

Q.お坊さんへのお布施の金額について、当時どのように感じましたか?(お布施を渡した人への質問)(n=559)

葬儀本体の費用とは別にかかる「お布施(寺院費用)」についても調査しました。
結果、一般葬から直葬に至るまで、いずれの葬儀形式であっても「5万円~20万円」の価格帯が中心層(ボリュームゾーン)であることが分かりました。
一般的に、お布施の金額は「式なし(直葬)」「式が1日(一日葬)」「式が2日(一般葬・家族葬)」といったように、
儀式の有無や規模が大きくなる(お坊さんの読経や拘束日数が増える)のに比例して高くなる傾向があります。
本体の費用は工夫次第で抑えられても、お布施については見落としがちなポイントと言えます。
お布施への納得感については、いずれの形式でも4割超が「納得している」と回答したものの、
通夜のない「一日葬」を選択した人に限っては、「納得できなかった」と回答した割合が他の形式に比べて約2倍にのぼりました。
お寺側の拘束時間や儀式の手間が減っている(1日だけである)にもかかわらず、支払うお布施の額が他の形式と同水準であることに、釈然としない思いを抱く喪主が多いのではないかと推測されます。
8. 支払いは「親が生前に現金を用意していた」が最多だが、3割超は「子が用意」している実態
Q.葬儀費用の支払いはどのように支払いましたか?(複数選択可)(n=602)
最後に、葬儀費用の工面方法について聞いたところ、「親が生前に現金を用意していた」が47.8%で最多となりました。
約半数の親世代が、自分の万が一の時のためにしっかりと資金を準備していたことが分かります。
しかし一方で、次点となったのは「自身(子である喪主)が用意していた」で31.1%に達しました。
親に十分な蓄えがなかったり、口座が凍結されてすぐに引き出せなかったりするなどの理由から、親の葬儀費用を子が自己負担しているケースも約3人に1人の割合で存在しており、シニア世代の現役遺族にとっても決して小さくない経済的負担となっている様子が確認できました。
まとめ
今回の調査から、現代の葬儀における「理想と現実のミスマッチ」が明確になりました。
多くの人が選ぶ「家族葬」や「一日葬」は、一見すると費用を抑えられる合理的な選択肢に見えます。
今回の調査では、家族葬や一日葬などを選んだ方の4割超が「規模や形式を見直す(飲食費の削減など)」ことによって費用節約の工夫に努めていたことが分かりました。
しかし、実際には「思ったより安くならなかった」「想定外の追加費用が発生した」「通夜を省いたことで親族から苦言を呈された」といった、事前の情報不足による後悔が生じやすい傾向にあることが分かりました。
こうしたミスマッチや後悔を防ぐための最も有効な手段が、生前からの準備と「相見積もり(複数社の比較)」です。
しかし、今回の調査でも相見積もりを取った人はわずか6.8%と、極めて低い数値でした。
いざその時を迎えてしまうと、時間の制限から冷静な比較検討が難しくなってしまうのが葬儀の最大の難点です。
物価高騰が続く今だからこそ、万が一の時に慌てず、費用面でも内容面でも家族全員が納得できるお見送りをするために、元気なうちから情報収集を始め、信頼できる複数の葬儀社を比較しておくことが大切です。
「安心葬儀」では、全国の提携葬儀社の中から、ご希望の条件に合致する葬儀社をご提示いたします。
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葬儀の費用を抑えるためのポイント
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