2023年調査　葬儀に関するアンケート

5年以内に喪主を務めたことのある方7,486人に葬儀種別・費用についてのアンケートを実施しました

葬儀社の一括見積りサービスや葬儀情報を無料で提供している「安心葬儀」で、葬儀費用に関するアンケートを行いました。

2023年は、新型コロナウイルスがインフルエンザと同じ扱いとなる「5類感染症」に認定されて初めてのお盆の季節になりました。
5類への認定が、これまで帰省を控えていた方が久しぶりに故郷へ戻るきっかけになっているのではないでしょうか。

実家を出ている方は、どうしても両親と顔を合わせることが少なくなってしまいます。
帰省は、電話やネット回線越しのコミュニケーションよりも空気感も共有できる機会なので、「今後のこと」を相談するよい機会だったのではないでしょうか。
ですが、いきなり「葬儀」や「遺産」などの話題を取り上げるのは、あまりにも無神経に感じてしまいます。

そんなときに利用したいのが、世間の相場です。葬儀の費用は、なかなか人に聞くことができないものです。だからこそ、その数字が話題になります。
今回は、政令指定都市10カ所の葬儀の費用についてのアンケート結果をまとめました。このデータをきっかけに葬儀について話してみてはいかかでしょうか。

調査概要

• 実施期間：2023年7月11日（火）～2023年7月20日（木）※地域ごとに段階的に実施

• 調査対象：北海道、宮城県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県在住の40代以上の男女 77,918人。各グラフは5年以内に葬儀の喪主を経験したことのあることを条件に絞り込みを行っている。

• 属性：40代25,659人、50代26,059人、60代以上26,200人

• 調査方法：Webを使用したアンケート

5年以内に実施した葬儀種別の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=3,897）

喪主として選択した葬儀種別についてのアンケート結果は、直葬が8.5％、一日葬が5.1％、家族葬が60.1％、一般葬が26.3％との結果となりました。家族葬が過半数を超え、6割以上を占めています。この結果から、地方都市でも家族葬が社会的ニーズの高い葬儀種別であるのが分かります。

もう一つの視点として、一般葬の割合が直葬と一日葬を合わせた数字よりも大きくなっている点があります。これはやはり、故人とのお別れにできるだけ多くの人に参列してほしいと考える方もまだまだ多いようです。

各都市で葬儀種別の選択にそこまで大きな差はありませんでしたが、北海道・宮城県・福岡県では直葬の割合が若干高めの数字が出ています。

葬儀種別の平均参列者人数の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=3,765）

今回のアンケートでは、参列者の人数に関しての質問も設けていましたので、その結果を紹介します。

葬儀種別全体では、参列者の平均は33名でした。それぞれの種別の結果は、直葬が10名、一日葬が15名、家族葬が18名、一般葬が79名となっています。この結果を見ると一般葬の規模の大きさが際立ちます。

葬儀費用の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=2,719）

• 総額費用は飲食接待費、寺院・宗教者手配費、葬儀一式費用の合計値になります。
• 飲食接待費用には通夜ふるまい、精進落とし、飲み物などが含まれています。
• 寺院・宗教者への費用にはお布施料、戒名料、読経料などが含まれています。
• 葬儀一式費用には会場祭壇設営、飾り付け、搬送費、安置、霊柩車、火葬費、返礼品、香典返し、斎場利用料、スタッフ人件費などが含まれています。
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葬儀の費用についてのアンケート結果として、平均では97万4844円という数字が出ています。
葬儀種別別に見ていくと、直葬が36万3807円、一日葬が69万3758円、家族葬が91万3119円、一般葬が131万8283円となりました。

ここでも各都市で大きな差はあまり見られませんが、北海道で少し低めの数字が出ています。

葬儀種別の費用は、どうしても直葬の数字の低さが際立っています。葬儀の費用を抑えたいと考える人には最適な種別だと言えるでしょう。

飲食接待費用の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=2,719）

飲食接待費用についてのアンケート結果は、平均が11万671円、直葬が3万5511円、一日葬が5万3986円、家族葬が8万9799円、一般葬が18万7570円となりました。

都市間の差については、北海道・福岡県で少し低い数字がでていました。

寺院・宗教者費用の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=2,719）

寺院・宗教者費用についてのアンケート結果は、平均が22万8741円、直葬が8万8316円、一日葬が12万3371円、家族葬が22万1060円、一般葬が30万587円との結果となりました。

家族葬がほぼ平均となって、直葬が極めて低い数字になっています。葬儀種別として当たり前（読経など宗教者が関わる場面が少ない）の結果ではありますが、注目すべきところでしょう。

またこの項目では、北海道・広島県が他都市よりも少ない数字が出ていました。

葬儀一式費用の調査結果

※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査（n=2,719）

葬儀一式費用についてのアンケート結果は、平均が63万5433円、直葬が23万9980円、一日葬が51万6400円、家族葬が60万2260円、一般葬が83万126円となりました。

直葬、一日葬、家族葬の順に約20万円程度増えていっているのと、一般葬は直葬からは4倍近い費用となっています。

都市間には大きな変化はありませんでしたが、静岡県が少し高めの数字が出ています。

まとめ

今回のアンケート結果からは、地方都市それぞれにはそれほど差異はないものの、家族葬が6割を超える反面、一般葬のニーズも根強くあることが分かりました。

また、今回は直近5年以内に喪主を務めたことがある方に、今後葬儀を行うとしたら、参列者の人数に変化はあるのかというアンケートも行っています。
その結果は、どの種別も「変わらない」が一番多くを占めましたが、直葬実施者は「増やしたい・やや増やしたい」と答えた方（22.1％）が他の種別と比較するとやや多い傾向に見えました。

今回のアンケートで、地方都市の葬儀種別の割合・費用、参列者の数、そして、これから葬儀を営む可能性がある人たちの葬儀の規模感が分かるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの葬儀での対応も変わっています（参考：厚生労働省「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン比較」）。

2025年問題を筆頭に、これからの超高齢化社会には問題が山積みです。2022年は、年間の死亡者数が過去最多となり、「火葬待ち」の状況もニュースとして取り上げられています。

自分の将来も含め、このデータをきっかけにご両親や近しい方たちと「今後について」を相談してみてください。

安心葬儀 ご利用の流れ

1. ステップ1

   お客様センターまでお電話ください

   安心葬儀お客様センター0120-99-1835 までお電話ください。相談員がお客様から希望する葬儀内容、ご要望等をお伺いいたします。24時間365日対応・通話無料です。

2. ステップ2

   ご希望の葬儀内容に合った葬儀社をご紹介

   お客様からお伺いしたご希望を元に、条件に合った葬儀社をご紹介いたします（最大3社）。
   もし急ぎで病院・警察からの移動を求められている場合は、すぐにお伺いして指定場所まで搬送することも可能です。

   ※葬儀を行う地域や条件によっては複数社紹介が難しい場合もございます。

3. ステップ3

   葬儀社との打合せ/葬儀日程や内容の確定

   葬儀社と葬儀について具体的な内容を話していきます。内容面、費用面など比較検討の上、条件に合う葬儀社が見つかりましたらお申し込みください。

   ※万が一ご紹介した葬儀社が合わない場合、他の葬儀社のご紹介も可能ですので遠慮なくお申し付けください

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