喪章の種類と役割とは?喪章が用意できる方法も紹介します
葬儀に参列をしたときに喪章を着けている人を見かけることがあります。
喪章には、いったいどのような意味があるのでしょうか。
普段から使用するものではないので、喪章について詳しく知っている人は少ないでしょう。喪章に関して気を付けておくべきことはあるのでしょうか。
そこで今回の記事では、喪章の種類や役割などについて紹介します。
喪章とは
まずは葬儀で使用する喪章について、意味や種類など基本的なポイントを抑えておきましょう。
喪章とは
葬儀における喪章は、喪主をはじめとする遺族・親族と、一般参列者とを区別するために用いられます。
昔の葬儀では、遺族は白装束を着用し、参列者は羽織袴といった正装を着用していたため、服装を見ただけで遺族と参列者を判別できていました。
葬儀の在り方にさまざまな変化が起こったとされる明治以降、遺族・参列者のいずれも喪服を着用するようになったため、それぞれの立場を一目で判別できるように遺族は喪章を着けるようになったのです。
また、親族だけでなく、葬儀委員や受付などの手伝いを行う人、弔辞を読む人なども、葬儀の関係者として喪章を着けることがあります。
喪章の種類
喪章には主にリボン型と腕章型の2種類があります。リボン型の中には、リボン製の花にタレがついた「リボン記章」とも呼ばれるタイプと、タレの部分のみの「ビラ章」などとよばれるリボンタイプがあります。
リボン記章とは、白バラの花に白黒のタレを下げたものです。喪主など葬儀の中で中心的な人物が身に着け、タレに役割(「喪主」「葬儀委員長」など)を記します。
リボンタイプ(ビラ章)とは、ピンのついた黒い布です。スポーツの試合やコンサートなどで、選手や出演者が弔意を示すときなどに身に着けているのを目にすることもあります。
腕章型とは腕に巻くタイプです。一般的には黒一色の布地で作られていますが、中には白色の家紋が入っているものもあります。
喪章を着ける人
葬儀で喪章を着ける人は、通常は葬儀社が葬儀の規模やスタイルなどから判断をしますが、一般的には故人の4親等までの近親者が着けるものとされています。
中には、遺族だけ着けるケース、遺族と親族全員が着けるケース、葬儀委員やお手伝いなどの参列者を受け入れる立場の人全員が着けるケースもあります。
一方で、急な通夜などで喪服の準備ができないときなどで、「喪章を着けると喪服の代わりになる」という風説は誤りです。一般参列者が喪章を身に着けるのはマナー違反になるので注意しましょう。
喪章が必要ない場合
家族葬など、一般参列者がいない葬儀スタイルについては、参列者の区別をする必要がないため、喪章を使用しないことがほとんどです。
火葬場などで案内される際に喪主だと判別できるようにするため、遺族の代表として喪主にのみ喪章を着けるケースもあります。
喪章の着け方とは
次に喪章の着け方のポイントを紹介します。喪章は、通夜および葬儀・告別式の両日ともに身に着けます。
左側に着ける
リボン型でも腕章型でも喪章は身体の左側に着けるのが基本です。
左側に着ける理由は諸説あり、はっきりとしたことは不明ですが、一説には右利きの人が多いためと言われています。左側の方が、右利きの人にとって喪章が着けやすく、また動作の邪魔になりにくいということです。
また、さまざまな場面で右と左とでは右が上位とされているため、弔意を示す喪章は左側に身に着けるという考え方もあるようです。
リボン記章の着け方
リボン記章は、ジャケットの左ポケット辺りにピンで留めます。
式典などで見られるリボン記章は、胸元に着けているイメージがありますが、喪章として使用するリボン記章は腰より少し上の辺り、低めの位置に着けることが一般的です。
リボンタイプの喪章の着け方
リボンタイプの喪章は左側の肩口付近にピンで留めます。地域によっては腰付近に着ける場合もありますので、気になる場合は葬儀社へ確認するのをお勧めします。
腕章タイプの喪章の着け方
腕章タイプの喪章は、左腕に巻き、二の腕あたりに安全ピンで留めます。最近では喪服をピンで傷めないよう、安全ピンではなくマジックテープなどで固定する腕章も増えています。
喪章が用意できる方法とは
リボン型と腕章型、主に2種類ある喪章ですが、この腕章はどのように用意するのでしょうか。ここでは、喪章の用意について触れておきます。
喪章が用意できる場所
喪章は葬儀社が用意しているケースがほとんどです。
あらためて葬儀社で購入するということではなく、施主が負担する葬儀一式の費用範囲内で必要に応じて葬儀社から喪章が提供されることが一般的です。
ただし地域や葬儀社によっては、葬儀社が喪章を用意していないこともありますので、必要であれば仏具店や紳士服店、斎場近隣のコンビニエンスストアや雑貨商店などで購入します。
喪章の価格
腕章タイプは約200円~500円、リボンタイプは10枚で約500円が価格の相場となっています。
また、記章にバラや五方黒があしらわれた喪章は、一つ300円~1000円以下で購入可能です。
喪章が手に入らなければ代用も可能
腕章は黒色の布やリボンがあれば自作することも可能です。
リボンタイプであれば適度な長さに切り、安全ピンで留めるようにします。リボンの末端をギザギザにカットしておくと、ほつれを防ぐことができます。腕章タイプも上腕に巻ける長さとなる5~7㎝程度の太さにして安全ピンで留めるようにすれば使用可能です。
最後に
今回は、喪章の種類や役割などを紹介しましたが、いかがでしたか。
喪章には主にリボン記章、リボンタイプ、腕章タイプの種類があり、弔意を示すことや、会葬者の区別をしやすくするためという役割があります。
また、喪章は遺族や親族の代表者、葬儀関係者が身に着けるものです。一般参列者が喪章をつけることはマナーに反するので気をつけましょう。
基本的に喪章は、葬儀社で用意することが一般的ですので、用意をすることに過剰な心配をする必要はないでしょう。不安であれば、事前に葬儀社に対して確認を行っておくことをお勧めします。
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