葬儀保険とは何か？特徴と注意点を解説

将来対応しなければならない葬儀の費用に不安がある方は、葬儀保険に加入するという選択肢もあります。

しかし、葬儀保険のサービスごとの特徴やメリットを把握しておかないと不慮のトラブルを招いてしまうかもしれません。

今回の記事では、葬儀保険とは何か、その特徴、お勧めのサービスなどを紹介します。

葬儀に備えておきたい方、親族に高齢の家族がいる方は参考にしてください。

葬儀保険とはなにか

まず、葬儀保険の基本的な知識を紹介します。

葬儀代・葬儀後の整理などの費用のための保険

葬儀保険とは、葬儀代・葬儀後の整理などの費用に特化した保険です。

家族が亡くなった場合、本人の銀行口座が凍結されてしまうので、葬儀に関する費用を引き出すことができません。

葬儀社への支払いは後払いができても、僧侶へのお布施や火葬場への支払いが必要な場合などは、葬儀当日にまとまった現金が必要になることもあります。

手元に余分なお金がないと、大変です。

そういった状況でも、葬儀保険に加入しておけば、葬儀に必要な費用を故人の資産に頼ることなく備えることができます。

サービスによっては、提携する葬儀社へ死亡保険金での支払いが可能です。

人が亡くなるのは突然なことも多いです。もしものときに備えて葬儀保険に加入しておくと、本人の銀行口座が凍結されても、葬儀への費用を用意することができます。

葬儀保険の特徴3つ

葬儀保険の特徴は大きく分けて3つあります。

この3つを知れば、生命保険とは違って葬儀に特化した保険であることが分かります。

1年更新の掛け捨て型

葬儀保険の特徴としては、「1年更新の掛け捨て型」であることです。

加入する心理的ハードルも低く、保険の見直しも行いやすいです。

保険金の支払いが早く、保険料は割安の傾向がある

葬儀保険は、申請から原則5営業日以内に保険金が支払われるなど、一般的な保険と比べて保険料の支払いのタイミングが早いという特徴があります。

また、月々の保険料は割安の傾向があるので家計にも優しいです。

加入する年齢や性別、プランなどによっても異なりますが、費用は月額1000円未満～2000円程度で済むことがあります。

例えば「終活相談付き みんなの葬儀保険」（アイアル少額短期保険）は月額490円（女性の場合）から加入できます。

「葬儀保険 千の風」（ベル少額短期保険）の葬儀保険は、50万円保証プランならば月額750円から加入できます。

掛け捨て型である分、保険料が抑えられているため、月額がコーヒー1〜2杯分の料金で保険に加入できるので、無理に何かを切り詰める必要もありません。

80歳以上でも加入可能

80歳以上の高齢者でも葬儀保険に加入することができます。

生命保険の場合、年齢制限や医師の診断などのさまざまな審査があります。

しかし、葬儀保険の場合は、年齢に左右されることなく簡単な告知のみで高齢者でも加入できることがほとんどです。

以下、お勧めの葬儀保険サービスを紹介します。

特徴などを比べて、自分に合ったサービスを見つけてください。

月額490円から加入できる「終活相談付き みんなの葬儀保険」

ここでは、住友生命グループであるアイアル少額短期保険株式会社が展開する「終活相談付き みんなの葬儀保険」の特徴を紹介します。

※2023年7月時点での情報です。詳細は公式HPをご確認ください。

無料で終活相談ができる

特徴の一つ目は、葬儀や相続などの終活相談が無料でできることです。

終活カウンセラーに葬儀や相続などについて電話相談が行えるので、葬儀に関して不安な要素がある方にお勧めです。

提携する支葬儀社へ死亡保険金の支払いが可能

特徴の二つ目は、死亡保険金を提携する葬儀社に直接支払いが可能なことです。

手続きの負担を軽くすることができ、故人の預金口座が凍結された場合でも安心です。

また、保険金が葬儀費用を上回った場合は、余剰分が死亡保険金受取人に支払われます。

保険金額は5つのプランから選べる

特徴の三つ目は、保険金額は5つのプランから自由に設定できることです。

保険金額の設定が30万円、50万円、100万円、150万円、200万円 の5つに分かれていて、月払保険料は490円（女性の場合）からとなるので、お財布にも優しくなっています。

一人ひとりのニーズに合わせてプランを選ぶことができる葬儀保険です。

葬儀費用以外にも使える「はじめやすい葬儀保険」

ここでは、株式会社メモリード・ライフの「はじめやすい葬儀保険」（メモリード･ライフ）の特徴を紹介します。

※2023年7月時点での情報です。詳細は公式HPをご確認ください。

お墓・宗教者へのお布施・入院費用などに使える

はじめやすい葬儀保険の特徴の一つ目は、お墓・宗教者へのお布施・入院費用・遺品整理・年忌法要など、葬儀費用以外にも保険金を自由に使えることです。

亡くなった後に発生する、全ての支払いに使うことができます。

葬儀以外に掛かる費用に不安がある方にお勧めの葬儀保険です。

最大300万円の死亡保険金が支払われる

特徴の二つ目は、死亡保険金は30万円から最大300万円まで支払われることです。

「保険金一定プラン」では、10万円単位で自由に設定することができます（保険料は契約（更新）時の年齢・性別によって変動します）。

また、「保険料一定プラン」では最低保険料から1000円単位で設定することができます（保険金額は更新時の年齢・性別によって変動します）。

選ぶプランによっては保障が手厚く、葬儀費用を充分に備えることができます。

死亡保険金を短期間で支払うサービスがある

特徴の三つ目は、最短で翌営業日に死亡保険金が支払われることです。

保険金クイック支払いに対応しているので、急な出費や葬儀当日に現金が必要な場合にも安心できます。

注意しないといけない点は、災害による死亡や、責任開始期より2年以内の死亡などは、サービスが適用されない場合があります。

13種類のプランから選べる「葬儀保険 千の風」

ここでは、「葬儀保険 千の風」（ベル少額短期保険株式会社）の特徴を紹介します。

※2023年7月時点での情報です。詳細は公式HPをご確認ください。

豊富なプランから自分に合う保険が選べる

葬儀保険 千の風の特徴の一つ目は、全13種類の豊富なプランの中から自分に合う保険が選べることです。

葬儀保険 千の風では「保険金定額プラン」の場合、50万円保障プラン〜300万円保障プランまで8プランあります。

「保険料一定タイプ」の場合、月払1000円一定プラン〜月払7000円一定プランまで5プランあります。

保険金は基本的に翌営業日に支払われる

特徴の二つ目は、基本的に翌営業日に保険金が支払われることです。

葬儀費用以外にも保険金を使えるという特徴があります。

しかし、注意点として責任開始期より2年以内の死亡などでは、保険金が支払われるまで時間かかることがあります。

月額750円から加入できる

特徴の三つ目は、50万円保障プランの場合、月々の保険料が750円から加入できることです。

お手頃価格で家計にも優しくなっています。

また、「保険料定額タイプ」のプランの場合、契約期間に関係なく、死亡保険金は常に定額です。

他には、80万円保障プランと100万円保障プランがあります。

これらのプランでは、月々の保険料が前者が1200円、後者が1500円からとなりますが、手厚い保障が期待できます。

保険料が変わらず安心「みんなのキズナ」

ここでは、「みんなのキズナ」（あんしん少額短期保険株式会社）の特徴について紹介します。

※2023年7月時点での情報です。詳細は公式HPをご確認ください。

全国4000箇所以上の葬儀式場で保険金直接支払サービスが使える

みんなのキズナの特徴の1つ目は、全国4000箇所以上の葬儀式場で葬儀代金を保険金で直接支払うサービスが利用できることです。

「保険金直接支払サービス特約」は、希望すれば無料で付加されます。

また、提携葬儀社により割引特典もあります。

もしものときに喪主などに負担がかからず精算できます。

希望の葬儀プランを保険料で準備できる

特徴の2つ目は、希望する葬儀プランがある場合、月々の保険料のみで準備できることです。

支払われた保険料の使い方は自由なので、直葬から一般葬まで、一人ひとりニーズに合った選択を取ることができます。

葬儀費用を備えておきたい方にお勧めなサービスです。

特約保険金のサービスがある

特徴の3つ目は、余命宣告6カ月と判断された場合において、特約保険金が受け取れる「リビング・ニーズ特約」があることです。

事前に、被保険者自身が受け取ることができます。

また、特約保険金のサービスは契約者全員に無料で付加されます。

特約保険金については葬儀費用以外にも当てることができます。

葬儀保険に入るときの注意点3つ

最後に、葬儀保険に入るときの注意点を紹介します。

葬儀内容を明確にしてから入るのがお勧め

まず、希望する葬儀内容を明確にしてから葬儀保険を選ぶことです。

実際に葬儀費用を計算してみると、それほどお金が掛からないことに気が付く場合があります。

規模が小さい葬儀である場合、一般の葬儀と比べると安く済みます。

葬儀保険に加入する目的を振り返るためにも、今一度希望する葬儀内容と費用を明確にしてみてください。

加入者の健康状態の告知が必要

次に、葬儀保険は加入者の健康状態の告知が必要となることです。

虚偽の記載はペナルティーが科せられることもあります。

しかし、葬儀保険の加入審査は簡単です。

医師の診察・診断書は不要である場合がほとんどです。

葬儀保険に加入するためには、簡単な告知書の設問に答える程度です。

一定の年齢以上になると保障期間から外れる場合がある

一般的な保険商品と比べて、高齢でも加入できる葬儀保険ですが、年齢の上限は定められており、一定の年齢に達すると保障期間から外れる場合があります。

80歳以上の高齢者でも加入できる保険もありますが、ある一定の年齢制限を設けていることが多いです。

何歳までの人が対象の葬儀保険であるか、しっかり確認するようにしてください。

「更新は100歳までできるが加入は89歳まで」など、加入時の年齢と更新時の年齢でそれぞれ上限がある点にも注意しましょう。

まとめ

葬儀保険は、葬儀代・葬儀後の整理費用のための保険です。

特徴としては、1年更新の掛け捨て型が多く、生命保険などと比べると保険料は割安の傾向があります。

また、80歳以上でも加入が可能です。

お勧めの葬儀保険は「終活相談付き みんなの葬儀保険」「はじめやすい葬儀保険」「葬儀保険 千の風」「みんなのキズナ」です。

気になる保険サービスがありましたら、パンフレットを請求してみてください。

希望する葬儀内容を明確にした上で、一人ひとりに合った葬儀保険を見つけましょう。

安心葬儀 ご利用の流れ

1. ステップ1

   お客様センターまでお電話ください

   安心葬儀お客様センター0120-99-1835 までお電話ください。相談員がお客様から希望する葬儀内容、ご要望等をお伺いいたします。24時間365日対応・通話無料です。

2. ステップ2

   ご希望の葬儀内容に合った葬儀社をご紹介

   お客様からお伺いしたご希望を元に、条件に合った葬儀社をご紹介いたします（最大3社）。
   もし急ぎで病院・警察からの移動を求められている場合は、すぐにお伺いして指定場所まで搬送することも可能です。

   ※葬儀を行う地域や条件によっては複数社紹介が難しい場合もございます。

3. ステップ3

   葬儀社との打合せ/葬儀日程や内容の確定

   葬儀社と葬儀について具体的な内容を話していきます。内容面、費用面など比較検討の上、条件に合う葬儀社が見つかりましたらお申し込みください。

   ※万が一ご紹介した葬儀社が合わない場合、他の葬儀社のご紹介も可能ですので遠慮なくお申し付けください

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