仮通夜とは?本通夜との違いや服装マナー
「通夜」については知っていても「仮通夜」に詳しい方は多くないのではないでしょうか。
この記事では仮通夜の知識について、分かりやすく解説します。
仮通夜とは?通夜・本通夜との違い
通夜(本通夜)について
「本通夜」は、宗教者による儀式が行われ、会葬者が参列する一般的な通夜式のことを指します。
本通夜は葬儀の前夜に営まれ、遺族や親族の他、知人や地域の人、遠い親戚なども参列します。
僧侶を招いて読経が行われ、参列者には「通夜振舞い」と呼ばれる簡単な会食の場が提供されることもあります。
仮通夜とは
それに対して「仮通夜」とは、故人が亡くなった日に親族のみで故人とともに過ごす夜のことです。
仮通夜は、故人が亡くなった日に遺族や故人とごく近しい関係にある親族のみで、基本的には自宅で営まれます。
親しい人たちが故人とゆっくり過ごす最後の夜という位置付けで、故人を見守り、ともに過ごすことに重点が置かれます。
そのため、訃報を知って弔問に駆け付けた一般の参列者がいても、多くの場合、仮通夜に参加することはありません。また、基本的には一定の式次第もなく、儀式的なことも行われません。
中には、灯明や線香の火を夜通し絶やさないようにする地域もあります。
集まる人数によっては、お弁当やオードブルなどを用意することもありますが、その際は伊勢海老や鯛といった祝い事を連想するような食材は避けるようにしましょう。
どのような場合に仮通夜を行う?
故人が深夜に亡くなったなどの理由で本通夜の準備が間に合わない場合や、本通夜では会葬者への対応に追われることが予想されることから、前もって故人とゆっくり過ごしたいという場合、葬儀場の休みや葬儀の予定日が「友引」といった場合などで営まれます。
かつては、自宅で亡くなる人が多く、病院で亡くなっても遺体を自宅に搬送していたので、仮通夜が営みやすい環境でした。
しかし、近年では大半の人が病院で亡くなるようになり、臨終後は病院の霊安室や葬儀会場に搬送されることが多くなったことから、仮通夜が営まれることは少なくなっています。
仮通夜での読経・地域性について
かつては僧侶を招いて読経を依頼することもありましたが、近年は省略されることが多くなっています。
地域によっては、親しい人たちで線香の火を一晩中絶やさないようにして、故人の遺体を守る「寝ずの番」と呼ばれる慣習を行うところもあります。
また、仮通夜の日の食事を、肉や魚を用いない精進料理にするという風習が残っている地域もあるようです。
仮通夜の服装とマナー
仮通夜は遺族や故人と近しい親族のみで執り行われるため、しきたりやマナーについて細かい決まり事はありません。
服装のルール
服装についても厳密なルールはありません。
本通夜の場合は、喪服または略礼服を着用するのが一般的ですが、仮通夜では落ち着いた色で地味な服装であれば平服で問題ないとされています。
男性の場合は、紺やグレーといった色味のスーツに白いワイシャツ、地味な色味のネクタイなどを着用するとよいでしょう。
女性の場合は、落ち着いた色味のスーツ、ワンピースとカーディガンなどの服装がお勧めです。ピンクや黄色などの派手な色味は避けるようにしましょう。
殺生を連想させる動物の毛皮やレザーを使ったもの、大きな絵柄が描かれたもの、デニム生地などカジュアル過ぎるもの、肌の露出が多いものなどは、避けたほうがよいでしょう。
また、キラキラ光る派手なアクセサリーなどは着用しないようにしましょう。
香典のマナー
本通夜や葬儀にも参列できる場合は、仮通夜に持参するよりも、本通夜や葬儀に参列する際に渡すとよいでしょう。
金額は故人との関係や年齢によって異なり、祖父母の場合は約1万円〜5万円、両親は約3万円〜10万円、きょうだいは約3万円〜5万円が平均的な額と言われています。
仮通夜と本通夜どちらに参列すべき?
前項でも解説したように、仮通夜は遺族・親族が弔問客などにへ気を遣うことなく、故人とゆっくり過ごす最後の夜と考えられています。
このため、訃報を知った場合でも、一般の参列者は仮通夜に参加しないのがマナーと言えます。本通夜、葬儀・告別式に参列するようにしてください。
親族の場合には、通常は3親等までならすぐに訃報が届くはずです。訃報が届いたときには、可能であれば仮通夜に駆け付けましょう。
一方、3親等より遠い関係の場合や、すぐに訃報が届けられなかった場合、あるいは近しい関係でありながら参列すべきか悩むときは、無理して参列する必要はないようです。
「故人と近しい人だけで過ごしたい」という遺族の思いを汲んで、本通夜、葬儀・告別式に参列することをお勧めします。
まとめ
「仮通夜」は、亡くなった当日の夜に、遺族や故人と近しい親族のみで執り行われます。
親しい人たちが故人と過ごす最後の夜という位置付けなので、「本通夜」のような一定の式次第はなく、僧侶を招いての読経なども行わないのが一般的です。
また、服装などに厳しい決まり事はないので、派手なものを避けて落ち着いた服装で参列すれば問題ありません。
基本的に仮通夜は、故人と親しい人だけで行われるため、一般の参列者が参列することはないでしょう。
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