葬儀でバスを借りるメリットとは?バスの手配方法と注意点を解説
身内に不幸があった際に葬儀場を利用される方も多いですが、郊外にある葬儀場などは交通の便が悪いケースも少なくありません。
参列者が少ない場合はタクシーを利用してもよいですが、大人数の場合は貸切りバスを手配した方が経済的な場合もあります。
しかし日常生活の中で貸切りバスを手配する機会はあまり多くありませんので、手配の方法などを知らない方も多いようです。
この記事では、葬儀の際に貸切りバスを利用するメリット・デメリットやバスの手配方法などについて解説します。
葬儀でバスを借りるメリットとデメリット
葬儀の際に貸切りバスを利用することには多くのメリットがある反面、少ないながらデメリットも存在します。
デメリットを解決する方法も、合わせて解説します。
葬儀でバスを借りるメリット
貸切りバスは乗降場所を自由に設定できるので、参列者が集まりやすい場所に集合して全員で葬儀場に向かうことが可能です。
遠くから参列する方が多い場合は、葬儀場の最寄り駅などに集合場所を設定すると便利です。
また、足の悪い方や高齢の方、小さな子供を連れている方がいる場合は、自宅近くを乗降場所に設定できます。
葬儀には着物で参列する方もいますが、貸切りバスでの移動であれば着くずれしにくいでしょう。
また、葬儀ではお酒を飲む機会も多くなりますが、貸切りバスを利用すれば運転はプロのドライバーに任せられますので安心です。
参列者の利便性やスケジュールが立てやすいという面を考慮すれば、葬儀で貸切りバスを利用することには多くのメリットがあります。
葬儀を行う会場と火葬場が離れている場合、火葬場に同行する遺族・親族は出棺時に車移動が必要になります。火葬に間に合うようになるべくまとまって火葬場に到着するのが望ましいため、運転者の負担も考えると、貸し切りバスの利用がお勧めです。火葬終了後、精進落としの会場へ移動する際にもバスを利用して移動するケースもあります。
葬儀でバスを借りるデメリット
葬儀で貸切りバスを利用する際の数少ないデメリットが、少なくない費用が掛かることです。
しかし、一人当たりに換算すればタクシーなどの他の交通手段に比べて高くはありませんし、乗車人数が少ない場合は小型のバスを利用することで費用を抑えることも可能です。
貸切りバスの利用料金は移動距離によっても変わるので、葬儀場の最寄り駅などを集合場所にすれば移動距離を最小限に抑えることもできます。
葬儀で借りるバスの費用相場
葬儀の際に貸切りバスを手配した場合の費用相場はおおむね5万円前後とされていますが、バスの設備や大きさなどにより異なります。
貸切りバスの料金設定は、国土交通省によって都道府県ごとに価格の範囲が定められた「時間・キロ併用制運賃」に、バスの種類ごとの料金などを加えて算出されます。
貸切りバスの料金は、利用する時期や曜日によって大きく左右されます。年末年始やGW(ゴールデンウィーク)などの繁忙期と閑散期では料金に2万円~3万円の差が出るケースもあるようです。
曜日に関しても、土・日曜日、祝日は平日に比べて20~30%ほど料金が高く、月曜日・水曜日が最も安くなることが多いようです。
貸し切りバスのドライバーの運転時間は、1日に運転9時間を限度とし、拘束13時間以内が基本です。それを超えると2名以上のドライバーが必要になり、そのぶん利用料金も割高になります。
上記の点を念頭において利用日時を選べば、利用料金が想定額を大きく上回ることもないでしょう。
葬儀は突然行うことが多いので、計画的にスケジュールを組むのは困難でしょう。
しかし貸切りバスの料金はバス会社ごとに異なりますので、できれば複数社から相見積もりを取ったうえで依頼することをお勧めします。
葬儀で借りるバスの種類
貸切りバスは大きさによって3種類に分けられ、料金も利用するバスの設備や大きさによって異なります
葬儀の際にバスを利用する場合は、できるだけ費用を抑えるために参列者の数に合ったバスの選択が必要です。
少人数向け小型バス
小型バスは定員25名ほどで、バス車内は大型バスを小さくしたようなイメージです。
後述するマイクロバスと同じ費用で利用することができ、観光バス仕様なのでマイクロバスよりも居住性が高いという特徴があります。
しかし、小型バスは10年以上前に製造が終了しているために台数が極めて少なく、希望しても借りられない場合もあります。
お勧めはマイクロバス
葬儀や法事などの送迎で利用されることが多いのがマイクロバスで、他のバスに比べ車体が小さいのが特徴です。
20前後の正座席に補助席を加えると27名前後の乗車が可能で、車体が小さいため霊園前などの細い道でも入っていくことができます。
マイクロバスは貸切りバスの中では小型に区分されますので、もっともリーズナブルな料金での利用が可能です。
定員13名ほどでバンタイプのミニバス・コミューターもありますが、利用料金はマイクロバスと同じですので10名以上であればマイクロバスを広く利用した方がよいでしょう。
ここまで紹介した小型バスとマイクロバスにはトランクルームがないので、大きな荷物が運び込めないことに注意が必要です。また、バス会社ごとに同じ種類のバスでも座席数が異なる場合があるので、乗車可能人数はあらかじめ確認するようにしましょう。
高齢者への配慮は中型バス
中型バスの定員27名ほどで、補助席が付いていないため通路が広く、貸切りバスの中ではもっとも広々としたイメージです。
座席と座席の間隔も広めで足元のスペースも広いため、長時間の移動や高齢の方の利用にも適していると言えます。
中型バスにはトランクルームが用意されているため、大きな荷物を社内に持ち込む必要はありません。
大人数向け大型バス
葬儀の参列者が30名を超える場合は、定員50名以上の大型バスを利用するとよいでしょう。
大きなトランクルームを備えているため、宿泊される方の大きなトランクなども収納が可能です。
利用料金は貸切りバスの中で最も高額になりますが、乗車人数が多ければ一人当たりの費用が最も安いというケースもあります。
葬儀で借りるバスの手配方法
身内に不幸があった場合、通夜・葬儀までは数日しかないケースも多いため、貸切りバスについても早めの手配が必要です。
葬儀社によっては自前のバスを所有していたり、バスの手配を代行してくれたりすることもあります。
こういった場合は、葬儀の打ち合わせの際などに相談しておけば問題ありません。
ただし、全ての葬儀社がバス手配に対応しているわけではありませんので、以下にバスの手配方法を紹介します。
日程を決める
まずは通夜・葬儀に参列される人数を確認し、バスを利用する日付や時間、乗降場所などを決めます。
また参列者の人数に合わせて、適したバスを選んでおくことも重要です。
見積もりを依頼する
バスを利用する日程や人数などが決まったら、必要事項をバス会社に伝えて見積もりを依頼します。
同じ条件でもバス会社によって料金が異なるので、複数社から相見積もりを取って比較検討することをお勧めします。
電話で予約する
利用するバス会社が決まったら、予約が埋まらないうちに早めに連絡を取り予約します。
見積もり段階ではバスの予約に空きがあっても、その後に予約が埋まってしまうこともあるので、できるだけ早めの連絡が必要です。
葬儀までにはあまり時間がないので、対応の早さもバス会社選びの重要なポイントとなります。
貸切りバスの利用料金の支払いについては、前日までの振り込みが一般的です。
国土交通省により定められた貸切バス標準運送約款(一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款)では、利用料金は運送申込書を提出する際に所定の運賃および料金の2割以上の手付金を支払い、残金は前日までに支払うことになっています。
ただし支払方法についてはバス会社によって異なりますので、予約の際などに確認しておけば確実です。
葬儀でバスを借りる際の注意点
貸切りバスは、災害や事件などで運行が困難な場合を除いて、時間や行先の当日変更は基本的にできません。もちろん、利用を取りやめる場合は、所定のキャンセル料が発生します。
貸し切りバスはあらかじめ決められた立ち寄り先や滞在時間に沿って、スケジュール通りに運行されます。
もし乗車人数が変更になった場合は、バスのタイプ変更が必要になることもありますので、早めにバス会社に連絡しましょう。
また葬儀で貸切りバスを利用する場合は、葬儀場や火葬場などに駐車スペースが確保されている必要があります。
小型バスやマイクロバスは貸切りバスの中では小型ですが、普通車用の駐車スペースに駐車できません。
バスを駐車するために料金が必要な場合は、当日に実費清算になりますので準備が必要です。
もし貸切りバスに喪主が乗らない場合、何かトラブルがあった際などに備えて判断を下す方が必要になります。
念のため、乗車される方の中から誰か1名に代表者の役割を依頼しておいたほうがよいでしょう。
バスのドライバーに対する心付けは基本的に不要ですが、急な変更に対応してもらったケースなどで心付けを渡す場合は3000円ほどが相場とされています。
最後に
身内を亡くした遺族にとって、通夜・葬儀までの期間はさまざまな準備や手配が必要になるため非常に忙しくなります。
参列者の中に高齢の方、小さな子供連れの方がいる場合は、移動手段にも配慮が必要になりますが、なかなか手が回らないのが実情でしょう。
しかし貸切りバスを手配しておけば、参列者の移動手段への気配りの負担は大きく軽減されます。
さらに貸切りバスを利用することで移動に遅れが出ることも少なくなりますので、通夜・葬儀をスムーズに進行することも可能です。
通夜・葬儀を滞りなく営むために、貸切りバスの利用を検討してみてください。
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