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葬儀の知識

お別れの会とは?内容・服装・費用を解説

お別れの会とは?内容・服装・費用を解説

「お別れの会」は、故人を偲ぶために行われますが、いつ開かれるものなのでしょうか。

参加すること自体も少ないために、マナーを知っておきたいと感じる人もいるでしょう。

この記事では、お別れの会の流れと内容、参加するときの服装や費用、企画する方法などについて紹介します。

ぜひ、お別れの会に参加する予定の方や主催者となる方は参考にしてください。

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お別れの会とは?

まず、お別れの会の基本的な知識を紹介します。

ポイントを押さえていきましょう。

葬儀・火葬の後日に開催される

お別れの会の定義は、葬儀は家族や親族のみで行い、後日にあらためて、葬儀に参列できなかった知人・友人が集まって故人とお別れをする会です。

お別れの会に参列するのは、生前の故人と縁のあった人です。

遺族や勤務先の会社が主催する以外にも、知人・友人が主催者となることもあります。

また故人の希望により、生前に社会的な意味でのお別れの場を設けることがありますが、そのような会は「生前葬」と呼ばれます。

呼ぶ人数により規模は異なりますが、故人を偲ぶ目的で集まる会ということには変わりありません。

お葬式との違いは?

お別れの会とお葬式との違いについては、曖昧な部分も多く、明確には定義することができません。

区別するのならば、お葬式は宗教的な面から、お別れの会は社会的な面から行うという違いがあります。お別れの会の方が自発的に行う印象が強いです。

お別れの会は、常識の範囲内であれば、何を行ってもよいように比較的、自由な印象があります。

お別れの会はいつ・どこで開催?

続いて、お別れの会が開催されるタイミングや場所を紹介します。

行うタイミングはさまざま

お別れの会をいつ行うかは自由です。

タイミングもさまざまとなりますが、基本的には葬儀・火葬の後日に日をあらためて行われます。

以下、一般的にお別れの会を行うタイミングを紹介します。

四十九日・一周忌

四十九日・一周忌と合わせてお別れの会を開催することがあります。

日程や気持ちの上で一区切りがつき、親族が集まりやすいタイミングでもあるということで選ばれる方が多いです。

なお、四十九日・一周忌当日に行うのではなく、近くの土・日曜日を選ぶなど、できるだけ一般の参列者が参加しやすいよう考慮されることが多いです。

逝去後5年・10年などの節目

逝去後5年・10年などの節目に合わせて開催される場合は、故人が亡くなってから年月が経過していることから「偲ぶ会」などと呼ばれます。

故人を懐かしむ気持ちで偲ぶことができます。

参列する人によっては同窓会のような和やかな雰囲気になるでしょう。

開催される会場は?

お別れの会が開催される会場について紹介します。

ホテル

お別れの会の会場として代表的な場所となるのが、ホテルです。

大規模な会場を借りて、ある程度フォーマルな雰囲気もありながら自由なスタイルで行うことができます。

駐車場が完備されていることが多いので交通の利便性も高くなります。

しかし、会場を借りる上で一番費用が掛かるという点も、押さえる必要がありそうです。

セレモニーホール

通常は葬儀が営まれるセレモニーホールも、お別れの会の会場として利用することが可能です。

葬儀に近い形で行われるので、厳かに行われる印象になります。

葬儀を終えてからあまり月日が経過していない時期に行われることが多い施設です。

レストラン

レストランは、参加者が少なく、限られた親しい人だけで行われるお別れの会に適している施設と言えます。

くつろげる空間で美味しい料理を食べながら、故人を偲ぶことができます。

レストランを会場に選ぶ場合、全体的にカジュアルな雰囲気になります。

コンサートホール、競技場などのイベント会場

故人が著名人の場合は、大人数が収容できるホールや故人に縁のあるイベント会場などでお別れの会が催されることがあります。

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お別れの会の内容

お別れの会の種類別の内容について紹介します。

会費制のパーティ形式

会費制のパーティ形式は、代表者による挨拶や参列者の献花などを済ませた後に食事会を行います。

一般的にはブッフェ形式となりますが、食事をしながら故人の思い出を語り合うことができます。

カジュアルな印象がありますが、会場のルールには従わなければなりません。

施設によっては、遺骨の持ち込みがNGということもあるので、事前に確認を取るようにしてください。

セレモニー形式

セレモニー形式は、葬儀に近い形でお別れの会を行うスタイルです。

会費制のパーティ形式とは異なり、厳かな雰囲気になります。

場所は、セレモニーホールや寺院で行うことが多いです。

【一例】お別れの会の式の流れ

続いて、会費制のパーティ形式とセレモニー形式の流れについて紹介します。

会費制のパーティ形式では、献花などを済ませた後、食事をしながら弔辞や故人の思い出話をすることになります。

自由なスタイルということで、故人の経歴を辿ったり、趣味に関連した演出を行ったりすることもあるでしょう。

セレモニー形式では、弔辞、弔電、追悼の言葉の後、献花を行います。

故人を偲ぶ上で、写真・映像で振り返ったり、ナレーションや生演奏を用いたりすることがあります。

また、会費制のパーティ形式とセレモニー形式が組み合わされることもありますが、主催者の意向により一連の流れもさまざまです。

お別れの会に参加する際の費用

お別れの会に参加する場合の費用について紹介します。

会費制なら会費を用意

会費制の場合、事前に届いた招待状に記載されている金額を無地の白封筒などに入れて持参します。

なお、気持ちを上乗せして会費を多く出すと、逆に主催者を困らせてしまうこともありますので、招待状に記載された具体的な金額を会費として提示するようにしてください。

また、会費制の場合は、会費と別に香典を用意する必要はありません。

会費制でなければ香典を用意

お別れの会が会費制でなく、招待状の中で「香典辞退」と明記されていないときは、香典を用意します。

以下、相場や表書きを紹介します。

香典の相場は?

お別れの会に持参する香典の相場は1万円程度と言われています。

招待状に明確な金額が記載されていないことも多いので、迷ったときは一緒に参列する方に相談するのも一つの方法です。

香典の表書きは?

お別れの会に持参する香典の表書きは「御香典」で問題ありません。お別れの会で多くみられる無宗教スタイルであれば、「お花料」や「献花料」、「御供」を用いてもよいでしょう。

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お別れの会の服装

お別れの会に参加する上での服装を紹介します。

お別れの会の服装に悩んでいる方は参考にしてください。

まずは招待状のドレスコードを確認

まずは招待状にドレスコードの指定があるか確認してください。

一般的に招待状に記載されている内容に従います。

判断に迷う場合は参列予定の知人に確認するなど、場違いな服装にならないよう注意しましょう。

平服とは?

招待状の中に「当日は平服でお越しください」という記載がされていることがあります。

「平服」といっても普段着とは違い、ある程度きちんとした服装であることが基本です。Tシャツやデニムなどラフな印象の服装は相応しくありません。

ここでは、男女別の平服について紹介します。

【男性】スーツ・ジャケット

男性の平服は、スーツ・ジャケットとなります。

中には、清潔感があるシャツを着用することになります。

また、スーツ・ジャケットの色は黒、グレー、紺などのダークカラーを選んでください。

小物も派手すぎるものは控えます。

【女性】落ち着いた色のワンピース

女性の平服は、落ち着いた色のワンピースとなります。

また、アンサンブルやスーツも選択できます。

色合いとしては、黒、グレー、紺などのダークカラーを選ぶ必要があります。

アクセサリーは真珠などを身に着けることが可能です。

お別れの会を主催するときは

お別れの会を主催する立場になったときの流れやポイントを紹介します。

ぜひ、主催者となる方は参考にしてみてください。

お別れの会の準備期間は2~3カ月

お別れの会の準備は、余裕を持って2〜3カ月前から始めていきましょう。

形式としては自由ですが、趣旨がブレないようにするためのコンセプトを決める必要があります。

日程に余裕があるほど柔軟な対応が取りやすいというメリットがあります。

もし四十九日に合わせたお別れの会の開催を考える場合は、葬儀の打合せと並行して日程や会場の打合せを始める必要があります。

お別れの会を依頼できる葬儀社や専門会社に相談

お別れの会の施行実績があり、対応が可能な葬儀社などに相談を行います。最近では、お別れの会や偲ぶ会に特化してプロデュースを行う会社もあります。

担当者と実際に話をすることで会の内容が具体的になり、NGポイントに気が付いたり想像との違いなどを押さえられたりします。

分からない点を丁寧に教えてくれるかどうか、過去の施行事例などの提案があるかどうか、サービス対応がよいかについても確認してください。

あらかじめ予算やコンセプトを決めておくと、相手側から、いくつかのプランを提案してもらえることがあります。

お別れの会の日程・会場・内容を決める

続いて、日程・会場・内容を決めて、おおよその流れを押さえていきます。

一人で決めるのではなく、専門スタッフの話を聞き、遺族や周囲の協力者と相談しながら決めるようにしましょう。

日程が平日で、会場が遠い上に会費が高いとなると、参列者への負担が大きく、会全体の印象に影響します。

迷う部分は、参列者目線で考えるとスムーズに物事が決められます。

また、会費制のパーティ形式とセレモニー形式を組み合わせる場合、会場が限られたり時間の制約があったりするなど、予約が取りづらいこともあるので早めに手配してください。

お別れの会の案内状を発送する

続いて、返信用のはがきとともに、案内状を発送します。

故人と親交の深かった友人や仕事上で長く付き合いのあった人など、お別れの会に参列してもらいたい人に送付します。

お別れの会当日

お別れの会当日の進行、参列者の案内などは、葬儀社スタッフや司会者に任せることが一般的です。

主催者は、謝辞の役目を担うことがあります。

コンセプトは自由なので、主催者の意図や会の形式によって印象が変わりますが、故人を偲ぶ目的で集まっているということを忘れないようにしてください。

お別れの会の費用相場は?

お別れの会を開くための費用相場は、規模により変わりますが、目安としては「費用相場=参列者の数×1万5000円」と考えることができます。

趣向を凝らしたものや、大きな会場を押さえるほどに予算が上乗せされます。

主催者は全体の費用を見た上で日程・会場・内容を決めることも大切です。

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まとめ

お別れの会は、葬儀に参列できなかった人が集まって故人を偲び、お別れをする会です。葬儀の後日に行われ、開催時期は自由です。

四十九日・一周忌に合わせる方もいますし、逝去後5年・10年などの節目に「偲ぶ会」として行うこともあります。

参加するときの服装は、招待状のドレスコードの指定に従うようにしてください。

平服を指定された場合、男性はスーツ・ジャケット、女性は落ち着いた色のワンピースやアンサンブルなどを選びましょう。

費用は、会費制なら会費、会費制でなければ香典を用意します。「香典辞退」と明記されている場合はそれに従いましょう。

香典の相場は、1万円〜2万円と言われています。

お別れの会の流れ・内容は、会費制のパーティ形式の場合、献花などを済ませた後、食事に移ります。

セレモニー形式の場合、弔辞、弔電、追悼の言葉の後、献花を行う流れです。

主催する場合は、2~3カ月の準備期間を取って、余裕を持って内容などを考えていきましょう。

やってはいけないことや分からない点は、施行実績のある専門会社のスタッフに相談した上で、故人を偲ぶお別れの会を開催するようにしてください。

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