葬儀の費用を抑える4つの方法を解説
本記事のポイント
- 複数の葬儀社から見積もりを取ると費用比較ができる
- 一般的な葬儀より家族葬、一日葬、直葬の方が葬儀費用を抑えやすい
- 安置期間を短くしても費用を抑えられるが、火葬場の空きが少ない都市部では難しい
- 各自治体が提供する葬儀プランを検討する際は、
念のため一般葬儀社からも見積もりを取って費用比較する
葬儀費用は、主に「葬儀一式費用」「飲食接待費」「宗教者への御礼」の3つから構成されます。安心葬儀が行った調査によると、葬儀にかかる費用の全国平均は97万円※という結果でした。
※こちらから形式別の葬儀の平均費用相場についてもご確認いただけます。
しかし、この金額を見て「もう少し費用を抑えたい」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
葬儀の費用を抑えたい方は主に以下の4つに着目すると、予算内に収められる可能性があります。
1つずつ詳しく解説していきます。
①複数の葬儀社に見積もりを取る
葬儀費用は依頼する葬儀社によって総額が異なります。各社の見積もりを比較することで、より安く葬儀を行える葬儀社が見つけやすくなります。
正確な見積もりを取るには、想定している参列者の範囲や葬儀形式をなるべく具体的に葬儀社に伝えておくのがスムーズです。
注意点としては葬儀社によって、プランに含まれる内容が異なるケースがあることです。悪質なケースでは見積もりから必要なものやサービスを除外し、後から追加費用を請求してくることも想定されます。
総額だけでなく見積もりに何が含まれていて、含まれていないものは何があるのか、比較することが重要です。
お急ぎの方や時間がない方は、安心葬儀で最大3社まで一括見積もりを取ることも可能です。
②葬儀の規模を小さくする
葬儀には主に以下の4つの形式があり、それぞれ日数や人数の規模が異なります。
一般葬は2日間にわたって多くの参列者を呼ぶ葬儀のため、4つの中で最も規模が大きいとされています。
その分費用も高額になりやすく、当社が行った調査では、一般葬の平均費用相場は約132万円になることが分かりました。
葬儀費用を抑えたいのであれば、一般葬よりも小規模な形式の葬儀を選ぶのが適切でしょう。
家族葬
| 家族葬のメリット・デメリット | |
| メリット |
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| デメリット |
|
家族葬は大勢の参列者を呼ぶ一般葬とは異なり、近親者のみが参列する葬儀です。
名称は「家族葬」ですが、親戚や故人と親しかった友人・知人など、家族以外の方を呼ぶケースも多くみられます。少人数でゆっくりと故人とお別れの時間を過ごせることが、大きなメリットといえるでしょう。
約20人が参列した場合の費用相場は当社調べで約92万円です。一般葬と比較して、約40万円安いという結果になりました。
一日葬
| 一日葬のメリット・デメリット | |
| メリット |
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| デメリット |
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一日葬は通夜を行わずに1日で執り行う葬儀をいいます。基本的に家族葬のような参列者の制限をせず、故人と関係のあった方が幅広く参列する傾向にあります。
通夜を行わない一日葬は、通夜ぶるまいにかかる費用が不要になります。僧侶に渡すお布施については労働に対する対価ではないため基本的には変わりませんが、交通費分程度は下げられるかもしれません。
約15人が参列した場合の費用相場は、当社調べで約69万円となっています。
ただ、斎場利用費には注意が必要です。前日から準備が必要な関係で、1日分ではなく2日分発生する可能性があるためです。事前によく確認するようにしましょう。
直葬
| 直葬のメリット・デメリット | |
| メリット |
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| デメリット |
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直葬は通夜と告別式をせず、火葬だけを行う葬儀です。人数と日数のどちらの観点でも、最も規模が小さい葬儀とされています。
約10人が参列した場合の費用相場は、当社調べで約36万円と、主な4つの葬儀のなかで最も費用負担が少ないといえます。また、一般葬と比較して、約96万円も費用を抑えられることがわかりました。
注意点としては簡素な式であることから、遺族や親族が納得しない可能性が考えられます。可能であれば事前に相談し、理由も伝えた上で納得してもらうのが安心です。
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より費用を抑えるなら細かい内容を見直す
葬儀にかかる主な費用は葬儀一式費用、飲食接待費、宗教者へのお礼の3つです。
そのうち最も費用がかかるのは、葬儀そのものにかかる葬儀一式費用とされています。葬儀一式費用に含まれる内容を見直すことで、費用を軽減できるかもしれません。
葬祭用具
葬祭用具とは祭壇や棺など、葬儀に使用される道具全般をいいます。一部の葬祭用具はいくつかの種類が設けられていて、質のいい素材が使われていたりデザインが豪華になるほど、費用も高額になるのが一般的です。
祭壇は生花を飾るのが主流ですが、花の量を減らしたり、花の種類を変えることで費用を抑えられることもあります。
葬儀社に高額な葬祭用具を提案された場合、必要がないと感じれば簡易的なものを選び、費用を下げてもいいかもしれません。
ご遺体ケア・納棺
葬儀一式の中には、ご遺体ケアの項目も含まれます。故人の身体はどんなに整えていても日数を経て変化していくものです。
その変化に応じて、死に化粧、エンバーミングといったご遺体保全処置や、納棺・湯灌などのご遺体ケアを提案されることがあります。
その人らしい安らかな表情になることから、オプションで追加する方が多いのですが、少しでも安くしたい場合は導入を見直してもいいかもしれません。
会食・返礼品
参列者にふるまう通夜ぶるまいや、精進落としなどの会食にも、多くの場合は食材や料理によって費用が異なります。また、参列者に渡す会葬御礼品や香典返しについても、内容によって費用が変わります。
とくに参列者が多いケースでは、会食と返礼品の内容を見直すことで、大きな費用削減につながりやすいでしょう。
ただ、失礼に当たらない程度に留めるのも重要です。香典返しは当日に渡す場合は2～3千円程度、後日に渡すのであればいただいた香典金額の半額、もしくは3分の1程度の品物が望ましいとされています。
※参照：2020 年基準改定における冠婚葬祭サービス価格の把握について-統計局
③安置期間を短くする
前提としてご遺体の安置期間は長くなるほど費用がかかります。
とくに葬儀社の安置所で安置した場合、施設利用料とご遺体の保冷費用が、1日当たり約1～3万円ずつかかるのが一般的とされています。そのため、トータルだと約2～6万円が、1日当たりかかることになるでしょう。自宅安置の場合でもご遺体の保冷費用がかかります。
安置期間に費用がかさまないよう、葬儀を早めの日程で組むことを検討してもいいかもしれません。
ただ、都心部では火葬場が混み合っていて、葬儀日程が後ろ倒しになる傾向が多くみられます。その場合は安置期間を短くするのは難しいでしょう※。
上記のようなやむを得ない事情ではなく、参列者の都合などで葬儀日程を遅らせるのであれば、日程を見直す余地があるといえます。
また、安置施設には安価なところもありますが、安置期間に面会ができない施設もあります。費用や場所、面会の可否などを考慮して安置室を検討しましょう。
④自治体が提供する葬儀プランを利用する
葬儀費用を抑えるには、自治体が提供している葬儀プランを利用してみるのも有効な手段です。自治体のプラン以外で依頼するより、費用が抑えやすいのが特徴とされています。
一部の地域では名称が異なりますが、市民葬や区民葬と呼ぶのが一般的とされています。
市民葬・区民葬は通夜・告別式を行っても20～30万円程度に収まる場合が多くみられます。一般葬の費用相場と比較すると、130万円以上も費用を抑えられることになります。
ただ、プラン費用に飲食接待費やスタッフの人件費など、必要な項目が含まれていないケースもなかには存在します。その場合は追加料金を払う必要があるため、注意が必要です。
追加料金を支払った際は、総額でみると自治体を挟まずに葬儀を行う方が安くなることも想定されます。より安く葬儀を行うためには、自治体と提携している葬儀社以外の葬儀社からも見積もりをとるのが望ましいでしょう。
安心葬儀でも、自治体が提供する葬儀プランを利用できる葬儀社を24時間紹介しています。以下のボタンからコールセンターにお問い合わせください。
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まとめ
本記事では葬儀の費用を抑える4つの方法を解説しました。
葬儀を行うには高額な費用がかかるイメージがありますが、葬儀社のプランを比較したり、内容を見直すことで費用負担を軽減することは十分可能です。費用を抑えすぎた結果、心残りが生じる内容にならないように、バランスを意識することが重要でしょう。
なお、安心葬儀では遺族の希望に合った葬儀社を、最大3社まで一括見積もりできます。24時間365日無料で承っており、急ぎの方も安心です。
葬儀社のプラン比較をしたい際はぜひお役立てください。
葬儀の費用を抑えるためのポイント
「葬儀にかかる費用」や「納得の行く葬儀ができるか」は、どの葬儀社に依頼するかで大きく異なることがあります。
そのとき大事なのは、複数社に見積もり依頼して内容を「比較検討」することです。
「葬儀の費用は高額だと聞いたことがあるので、なるべく費用を抑えたい..」
「相見積もりを取りたいけど、自分で直接複数の葬儀社に問い合わせるのは面倒..」
「初めて葬儀の喪主を務めることになったが、どの葬儀社に依頼したらいいのか分からない..」
そのような方には当サイト「安心葬儀」で、簡単に無料で比較見積もりが可能ですので、ぜひご利用ください。
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安心葬儀 ご利用の流れ
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ステップ1
お客様センターまでお電話ください
安心葬儀お客様センター0120-99-1835 までお電話ください。相談員がお客様から希望する葬儀内容、ご要望等をお伺いいたします。24時間365日対応・通話無料です。
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ステップ2
ご希望の葬儀内容に合った葬儀社をご紹介
お客様からお伺いしたご希望を元に、条件に合った葬儀社をご紹介いたします（最大3社）。
もし急ぎで病院・警察からの移動を求められている場合は、すぐにお伺いして指定場所まで搬送することも可能です。※葬儀を行う地域や条件によっては複数社紹介が難しい場合もございます。
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ステップ3
葬儀社との打合せ/葬儀日程や内容の確定
葬儀社と葬儀について具体的な内容を話していきます。内容面、費用面など比較検討の上、条件に合う葬儀社が見つかりましたらお申し込みください。
※万が一ご紹介した葬儀社が合わない場合、他の葬儀社のご紹介も可能ですので遠慮なくお申し付けください
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葬儀費用は抑えられるところと抑えられないところがあります。安置期間については、都市部ではコントロールすることは難しく、冬は１週間以上待つこともあります。祭壇の大きさやご遺体ケアのプランによって料金が変わるので、事前に確認しておくようにしましょう。