葬儀の日程の決め方は?行なえない日はある?
自分が喪主の立場になった場合、葬儀の大まかな流れは知っていても、実際に日程を決めるとなると何を考慮したらいいのか分からない方が多いのではないでしょうか。
本記事では、葬儀の日程の決め方やその際の注意点、お通夜から告別式や火葬までの全体の流れなどについて解説します。
葬儀の種類と日数の違い
お通夜、告別式、火葬を2日間かけて行なうというのが一般的な流れですが、葬儀の種類によって葬儀全体の流れや所要日数はそれぞれ異なります。
たとえば、故人と生前に親交のあった方や仕事関係の方など含めて広く呼ぶ「一般葬」や、参列者を遺族や親族に限定する「家族葬」では、2日間かけて行う葬儀が一般的です。
一方で、お通夜を行なわずに告別式と火葬だけ執り行なう「一日葬」の場合は、前述の一般葬や家族葬であれば2日かかるところ、その名称のとおり1日で終了します。
また、お通夜や告別式を一切行なわず、火葬のみ行なう「直葬」という種類の葬儀も1日で全てが完了します。
どういった葬儀を行なうかについては、故人や遺族の意向、予算などに基づいて検討して決めることとなるでしょう。
葬儀の実施にあたり考慮すべき要素
葬儀の日程を決めるに当たって、どういったことを考慮すればよいでしょうか。
1. 集まってもらうのに余裕のある日程・曜日かどうか
参列者、特に遺族や親族といった身内の人が無理なく集まることのできる日程となっているかを確認し、必要であれば週末や祝日に合わせることも検討しましょう。
また、遠方から参列する人が多くいる場合には、参列者が葬儀当日までに集まれるよう、配慮する必要があります。
2. 火葬場や葬儀会場の空き状況
火葬場は友引の日が休館日となっていることが多く、それ以外にも年末年始に休みとなる場合も見られます。葬儀当日に火葬場が休業していないかどうか確認しておきましょう。
また、時期的にたまたま亡くなった人が多ければ、火葬場の利用が集中して混みあっていることもあるため、希望の日程で空いているか確認が必要です。
同様に、葬儀を行う会場が空いていないということもあり得るため、そういった場合には葬儀会場を別の場所に変更するか、葬儀を別の日程に変更するなど、対応の必要があります。
3. 友引
葬儀においては、友引の日を「友をあの世へ引っ張っていく」として避けるというのが古くからの慣わしであり、多くの火葬場が友引の日を休館日としています。
どの程度重視するかは人それぞれですが、友引の日の葬儀を気にしたり、不快に感じたりする人がいるかもしれないということを認識しておきましょう。
こちらの記事では友引にお葬式を避ける意味や近年の傾向について詳しく解説していますのでご覧になってみてください。
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4. 菩提寺の都合
菩提寺があれば、多くの場合その菩提寺から僧侶に来てもらうことになります。
寺院側も常に対応可能というわけではありませんので、葬儀の日程に合わせて来てもらえるか確認しましょう。
葬儀日程を決める際に考慮した方がいいこと
葬儀の日程を決める際に、考慮しておいた方がいい点を確認しておきましょう。
一日葬の場合は参列者が昼間に集まれるか確認
お通夜を執り行なわずに告別式と火葬だけを行なう一日葬の場合、平日の昼間に葬儀を行なうとなると、仕事の都合で参列できない人が少なくないと予想されます。
葬儀までの日数に応じ安置費用がかかってくる
火葬場の混雑などにより葬儀まで日にちが空く場合、葬儀当日までご遺体を安置しておくための費用(安置施設利用料、ドライアイス代金など)が日数に応じて発生します。
安置期間によってはエンバーミングが必要となる
ドライアイスで冷却することによるご遺体の状態保持が可能な日数は限られるため、葬儀までの期間が長期におよぶ場合には、エンバーミング(ご遺体の長期保存を可能とするための処置)が必要となってきます。
エンバーミングの手順や費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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葬儀案内を送るのは日程確定後
親族など近しい間柄であれば、取り急ぎ訃報を知らせることになります。
しかし、そこまでの関係性ではない相手に対しては葬儀の日程が確定してからの連絡とし、訃報連絡と併せて葬儀案内も送ることにより、連絡を1回で済ませることが一般的です。
葬儀の案内文の書き方やマナーについては以下の記事をご参照ください。
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通夜から告別式までの流れ
例として、一般的な2日間かけて行う葬儀を想定して、通夜から告別式までの流れを確認しておきましょう。
通夜
通夜は、その名称のとおり、夕刻から夜間にかけて営まれます。本来は夜通し行なうものでしたが、今日では概ね午後6時頃から始まり、1時間前後かけて行なわれることが一般的です。
儀式としての通夜の終了後には通夜振る舞いの席が設けられ、それも同じく1時間前後ということが多いようです。
告別式
告別式は、通夜の翌日に行うことが一般的です。火葬の時間帯にもよりますが、午前中または午後の早い時間など、日中に行なわれることが多い傾向です。
火葬
告別式を終えた後、遺族や親族といった近しい人たちがご遺体に付き添って火葬場へと移動し、火葬を行うことが一般的です。
精進落とし
火葬場から戻った際に行なわれる、初七日法要の後に精進落としの席が設けられ、火葬場まで付き添ってくれた僧侶や親族をもてなすことが一般的です。
地域ごとの葬儀日程の違いについて
冠婚葬祭全般にいえることですが、葬儀のスタイルには地域ごとに違いがあり、それに伴い葬儀日程にも違いが出てくる場合があります。
死亡当日の通夜
東北地方の一部など地域によっては、通夜とは基本的に親族のみで営む仮通夜を指し、一般参列者が訪れる本通夜を行わないのが風習となっています。
その場合、故人がお亡くなりになったその当日の夕刻から通夜(=仮通夜)を行ない、翌日に告別式を行なうという流れになります。
告別式前の火葬
たとえば東北地方や古くからの漁村など、地域によっては通夜を終えた段階(あるいは通夜を営む前の段階)で火葬を行ない、告別式のときにはご遺体が既にお骨となっているという流れが一般的である場合もあります。
まとめ
- 葬儀の所要日数は、葬儀の種類(一般葬、家族葬、直葬、一日葬)により異なる。
- 葬儀日程の主流は、故人の死亡翌日夕刻に通夜、さらにその次の日に告別式と火葬を行なうというもの。
- 火葬場や葬儀会場の混雑具合や、暦の都合(六曜の友引に当たる)などの火葬場の休館日、遠方の参列者などの兼ね合いにより、故人が亡くなってから葬儀を営むまでに間が空くケースもある。
- 葬儀までの日数が長いほど、ご遺体の安置期間も長くなるため、安置にかかわる費用が増える。
- 葬儀の流れには地域差があり、たとえば故人の死亡当日に通夜を行なったり、告別式前に火葬が行なわれたりといった慣習の地域もある。
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