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神道

神道のお葬式とは?特徴や流れ、費用など徹底解説します

神道のお葬式とは?特徴や流れ、費用など徹底解説します

お葬式は宗教によって、やり方が大きく異なっています。仏教と神道でも流れや作法に大きな違いがあります。

仏教にもとづいて行なわれるお葬式が多数である現状ですが、神道は古来より日本独自の宗教として信仰されており、神道で行われるお葬式も全国各地で見られます。

しかしながら、神道のお葬式に参列する機会は少ない事もあり、神道のお葬式についてはご存知ない方が多いようです。 そこで今回は、神道のお葬式について流れ、作法、費用など総合的に解説してまいります。

神道の葬儀

神道のお葬式は「神葬祭(しんそうさい)」とも言います。神社の宮司による司式のもとで行われる葬儀です。

まずは神道で行う葬儀について、主な特徴をお伝えしてまいります。

神道のお葬式の特徴

ここでは仏教で行う葬儀との比較も交えつつ、神道式の葬儀について特徴を挙げます。

諡号

諡号(しごう)とは、故人を称える意味で死後に授けられる名前です。諡号は「諡(おくりな)」、「諡名(おくりな)」と呼ばれることもあります。

本来は神道の葬儀とは関係無く、皇族など地位の高い人に対して生前の功績を称えるために、故人に対して付けられた尊敬の意を込めた呼び名として諡号がありました。

また、中国における「第3者が、他人を本名で呼ぶことは失礼にあたる」という考え方も、諡号を故人におくる慣習が出来たことに影響していると言われています。

仏教では戒名が授けられますが、神道で戒名にあたるものが諡号と一般的には捉えられています。 ただし、諡号は戒名のように階位による差はなく、基本的に年齢と性別で決まります。

  • 幼児(5歳くらいまで):男子は稚郎子(わかいらつこ)、女子は稚郎女(わかいらつめ)
  • 少年(10歳くらいまで):男子は郎子(いらつこ)、女子は郎女(いらつめ)
  • 青年(15歳くらいまで):男子は彦(ひこ)、女子は姫(ひめ)
  • 成人・壮年(60歳くらいまで):男子は大人(うし)、女子は刀自(とじ)
  • 老年:男子は翁(おきな)、女子は媼(おうな)

上記は諡号の付け方の例ですが、さらに細かく年齢による区分があるなど、神社や地域によって異なる場合もあります。

そして神道の場合、故人の名前は「生前の本名+諡号+命」で決まり、この名前全体のことを諡と呼ぶ場合もあります。「命(みこと)」は尊号と呼ばれ、諡号のあとに付けられる称号です。

命は、読み方は同じですが「尊」という字が使われることもあります。なお、命は「みこと」と読みますが、諡号に続いて読むときには「~のみこと」と読みます。

たとえば鈴木一郎という名前であった成人の方が亡くなり、神道で葬儀を行う場合には「鈴木一郎大人命(ずすきいちろううしのみこと)」となります。

玉串奉奠

仏式葬儀での焼香やキリスト教式葬儀での献花にあたるものが、神道式葬儀では「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」です。 玉串とは、常緑樹の枝に紙垂(しで)と呼ばれる紙片を付けたもので、神が宿るとされています。

玉串に使用する枝は、本来であれば常緑樹なら何でも良いとされていますが、一般的には榊(さかき)という常緑樹が使用されています。 この玉串を故人に対して手向けることを玉串奉奠と言います。玉串奉奠は、神道の葬儀において参列者が一人一人行うものとなります。

お墓

神道のお墓については、仏教式のお墓と異なる部分がいくつかあります。

戒名は彫刻されない
仏教のお墓には一般的に戒名が彫刻されますが、神道のお墓では戒名ではなく諡(故人の本名+諡号+命)が彫刻されます。

奥津城
仏教のお墓では「〇〇家之墓」と彫刻されますが、神道のお墓では「〇〇家奥津城」または「〇〇家奥都城」と刻まれることが一般的です。

「奥津城」も「奥都城」も「おくつき」と読み、現代風に噛み砕いて言いますと「~の眠る場所(墓所)」という意味です。

形状 
神道のお墓は、竿石の上部が尖っています。これを「兜巾型(ときんがた)」と呼びます。三種の神器のうちのひとつの「天叢雲剣(あまのむらくもつるぎ」を模していると言われています。

また、仏教のお墓では香炉がありますが、神道では八足台(はっそくだい)という玉串奉奠を行うための台が設けられます。

神社にお墓は建てない
仏教であれば寺院の敷地内に墓地がありますが、神道では死を穢れとして捉えるため神社の敷地内に墓地が設けられることはなく、当然お墓も建てられません。

祖霊舎(みたまや)
仏教でいうところの仏壇にあたるものが神道では祖霊舎です。祖霊舎は「それいしゃ」と読む場合 もあります。

ただし、仏壇は本尊を祀るためのものですが、祖霊舎は神様ではなく先祖の霊を祀るためのものという根本的な違いがあります。

神道の葬儀の流れ

神道の葬儀では、神社の宮司によって式が進められていきます。神道の葬儀はどのように進められていくのでしょうか。

神道のお葬式の流れ

ここでは神道の葬儀について、臨終を迎えたところから順を追って流れを見ていきましょう。

臨終~納棺

臨終
医師の死亡診断を受け、葬儀社の手配をします。特定宗教宗派のみを対象とした専門葬儀社を除いて、ほとんどの葬儀社で神葬祭も対応できます。なお、仏教で行う末期の水は、神道では行いません。

帰幽(きゆう)報告
神棚や祖霊舎に向かい神様や先祖に対して、帰幽(死者が出たこと)を報告します。この際、神棚封じとして神棚や祖霊舎の扉を閉め、その前に白い半紙など縦長の白紙を貼ります。

枕直しの儀
故人の頭を北向き、または部屋に向かって右側(上位の場所)の向きになるようにして安置します。

納棺の儀
棺は、紙垂を下げた注連縄(しめなわ)が巻かれたものを使用することが特徴です。仏教でいう湯灌にあたる沐浴(もくよく)を行ってから納棺を行います。

仏教では納棺の際、旅装束を整えますが、神道では神様になるための姿として、男性は白丁(はくちょう)、烏帽子(えぼし)、笏(しゃく)、女性は白い小袿(こうちき)、扇が死装束として用意されます。

通夜祭・遷霊祭

通夜祭
仏教の通夜式にあたるものが、通夜祭です。通夜祭では主に下記が行われます。

修祓(しゅうばつ・しゅばつ)
祭壇や参列者に対してお祓いをします。

斎主一拝
故人に対して斎主(さいしゅ)にならって全員でお辞儀をします。神社の宮司で葬儀の司式を行う方のことを、葬儀の場では斎主と言います。

献饌(けんせん)
神様に供え物をする作法を行います。

祭司奏上(さいしそうじょう)
斎主が故人の経歴や人柄を述べて、その安らかな死を祈ります。また、遺族や子孫を守ってくださるよう故人に願います。

玉串奉奠
参列者全員が1人1人、玉串を故人に手向けます。

遷霊祭
故人の霊を霊璽(れいじ)に移す儀式です。この儀式は、「御霊移し(みたまうつし)」と言われることもあります。霊璽は仏教でいう位牌のようなものです。遷霊祭で霊を霊璽に移す際には、式場内を暗転させて、真っ暗な状態で行われます。

地域によっては通夜祭と遷霊祭を分けるのではなく、として、一連の儀式の流れの中で、「遷霊の儀」を行うこともあります。

直会
通夜祭、遷霊祭のあとには直会(なおらい)という食事の席が設けられ、参列者などをもてなします。

葬場際~帰家祭

葬場祭
基本的には通夜祭と同様の流れで進められていきます。斎主によりひととおりの儀式、参列者による玉串奉奠が行われたあとは、故人と遺族親族との最後のお別れの時間、出棺へと移行していきます。

火葬祭
火葬場の炉前で火葬祭としてお祓い、祭司奏上、玉串奉奠などが行われます。

埋葬祭
埋葬祭はお墓に納骨を行う際に行われるもので、お祓い、祭司奏上、玉串奉奠などが行われます。火葬後にそのまま墓地へ移動して埋葬祭を行うこともありますが、お墓の準備が整っていない場合など、後日埋葬祭を行うこともあります。

帰家祭
仏教でいう還骨回向(かんこつえこう)にあたるものが帰家祭(きかさい)です。神様や先祖に対して葬儀を終えた旨を報告します。

直会
帰家祭が終わったあと参列者への労いや感謝の気持ちを込めて直会の席が設けられますが、火葬後や火葬中に直会を行う場合もあります。

神道の葬儀の作法

遺族として神道の葬儀を出す立場になったとしても、神道の葬儀に参列する立場になった場合でも、神道式のマナーや作法を知っておきたいところです。

礼拝の作法

礼拝の仕方

神道での礼拝の作法は「二礼二拍手一礼」で表わされています。2回深めのお辞儀をして、2回拍手をして、最後にもう一度深めのお辞儀をするという方法です。

深めのお辞儀とは、腰を90度に近い角度まで折り曲げる程度であるとイメージしていただければ良いでしょう。なお、拍手については「しのび手」と呼ばれる作法で音を立てずに手を合わせて行います。

また手を合わせるときには、右手を少し下に引き、両手をぴったりと合わせるのではなく、ずらすようにします。これは神様より一歩下がり、神様を崇拝する気持ちを表すためと言われています。

少数派ではありますが、神社によって「二礼四拍手一礼」であったり、「三礼三拍手一礼」であったりする場合もありますので、実際の葬儀においてはそれぞれの神社の作法に従うようにします。

玉串奉奠

基本的には、斎主など神社関係者、遺族、親族、一般参列者の順に玉串奉奠を行っていきます。自分の順番になりましたら、次の手順で玉串奉奠を行います。

①神社の方、または葬儀社スタッフから玉串を受け取ります。両手で受け取りますが、基本的には右手、左手の順で手を添えて受け取る方法が正式です。

②玉串は左手側に葉先、右手に根本という向きで、お腹のみぞおちあたりの高さにして両手で持ち、そのまま玉串を捧げる台まで進みます。この際、左手は玉串の葉先を下から支える形で持ち、右手は根元を上から手を覆い被せるような形で持ちます。

③一礼します。

④玉串を持つ左手を根元に、右手を葉先に持ち替え、玉串を時計回りに地面と平行に回転させ、根元が神前に向くようにして捧げます。

⑤二礼二拍手一礼をします。二拍手のときは、音を立てないよう特に注意が必要です。

⑥神社の方々、遺族親族に軽く礼をしてから自席に戻ります。

持ち物や服装

持ち物や服装のマナーについては、数珠が必要無いという点を除いては仏教の葬儀に参列する場合と同様です。

ダークスーツや地味な色の服装

急いで駆け付ける場合には、ダークスーツや地味な色の服装でも良いでしょう。ただし、それ以外は喪服が基本となります。

男性であれば喪服として紳士服店などで販売されているもの、女性の場合も喪服として販売されているものを着用するのが基本的マナーです。

なお男性の場合、ジャケットはダブルでもシングルでも構いません。女性の場合にはアンサンブル、ワンピース、スーツなど色々なスタイルがありますが、アンサンブルを着ている方が多数です。

派手なアクセサリーは避ける

婚約指輪、結婚指輪以外のアクセサリーは外しておくことが基本です。一部例外として、真珠、黒曜石のアクセサリーは付けても良いと言われています。

もちろん、時計もアクセサリーと同様に派手なものは避けるのが守るべきマナーとなります。特に葬儀の場では金色の装飾品は避けるのが通常です。

その他の持ち物、服装の留意点

男性の場合、ワイシャツは白色、その他ネクタイ、靴、靴下は黒色です。女性の場合、インナー類、靴など全て黒色となります。

なお、子どもが参列する際、学生でしたら礼服があれば着用しますが、持っていなければ学校の制服を着用される方が多数です。

また、制服を持っていない子どもは、黒や紺などダーク系の洋服を着用すれば問題ありません。

神道の葬儀のお供え

 仏教の葬儀でもお供え物はいたしますが、神道の葬儀において、お供え物は欠かせないものであり、神式葬儀をする場合には特に注意して準備が行われることのひとつです。

ここでは神道の葬儀で行われるお供え物について説明いたします。

神道の葬儀のお供えについて

神道において神様に献上する食事のことを「神饌(しんせん)」と呼びます。この神饌が神様に対するお供え物の中心です。

仏教ではお供え物として生花が好まれますが、神道の場合は神様に献上する食事ですからお供え物は飲食物がメインということになります。

お供え物の内容

お供え物の神饌としては次のようなものがあります。基本的には、調理または加工したものではなく、素材そのままのものをお供えします。

たとえば米であれば、炊いたものではなく、精米はした状態ですが生米のままで供えられます。

  1. 常饌(じょうせん)…米、塩、酒、水、餅、豆類など
  2. 海の魚…鯛、かつお、ブリなど
  3. 川の魚…鯉、ニジマスなど
  4. 野の野菜…きゅうり、大根、山芋、茄子など
  5. 海の野菜…昆布、わかめ、ひじき、寒天など
  6. 山の果物…みかん、ブドウ、梨、バナナなど
  7. その他…菓子類

その他、乾物という括りで、鰹節やスルメや煮干しが加わることもあります。

これら全てをお供えしなければならないということではなく、神饌の内容は神社によって異なってくるため、実際の葬儀ではお越しいただく神社に確認をしてから用意することになります。

たとえば、スルメは乾物ではなく、海の魚という扱いにする神社もあります。通常、葬儀社が神社に確認を行い、これら神饌の手配も葬儀社が行ってくださいます。

お供え物を並べる際の順番がある

お供え物は米、酒、餅、魚、乾物、野菜、果物、塩、水の順番で並べるケースが多く見られます。

祭壇の中心部の奥手を最も上位の場所として、その次は祭壇に向かって最も上位の場所の右隣り、その次は最も上位の場所の左隣りといった順番で中心から広がるように並べていきます。

ただし、この並べる順番も神社によって異なる場合があります。神饌の手配と同じように、並べる順番についても葬儀社が神社に確認を行います。

神道の葬儀の香典

神道では香を焚きませんので香典という言葉は使いませんが、お金を包んで持参する主たる意味合いとしては仏教での葬儀と同じです。

香典袋の表書きの書き方

神道の葬儀で、香典にあたるものは「御榊料(おさかきりょう」、「御玉串料」、「御神前(ごしんぜん)」などと呼ばれます。

いわゆる香典袋、不祝儀袋の表書きにも「御榊料(おさかきりょう」、「御玉串料」、「御神前(ごしんぜん)」などと書きます。

香典の金額の相場

宗教による金額の差は無く、仏教でもキリスト教でも神道でも包む金額に差異はありません。包む金額は、主に故人や遺族との関係性や、自身の立場や年齢によって変わってきます。地域によっても異なりますが、下記が相場です。

  1. 家族および親族内で不幸があり、葬儀に参列する場合:約10,000円~100,000円
  2. 知人や友人の身内で不幸があった場合:約5,000円~10,000円
  3. 近所の家や職場で不幸があった場合:約3,000円~10,000円

神道の葬式の費用

神道で葬儀をした場合、どれくらいの費用がかかるのかは多くの方が気にされるところです。仏教で葬儀をした場合と違いはあるのでしょうか。 ここでは神道の葬式にかかる費用について説明いたします。

神道の葬式の費用

神道のお葬式では、全体として約80万円~140万円が費用相場となります。この金額には神社への御礼は含んでいません。

金額に幅がありますのは、規模、地域による差、祭壇のグレードなどによるものです。神道の葬式にかかる費用について特徴など、下記に3点挙げます。

費用の相場を決めることは難しい

先に費用相場をお伝えしたものの、実際に神葬祭を行った場合にどれくらいの費用がかかるのかは、葬儀の内容によって大きく異なります。

それは各家庭によって葬儀規模は異なりますし、地域による差などでも金額が上下するからです。たとえば葬祭ホールの利用料は、地域による違いが生じやすい項目です。

また、神道の葬式の場合には、依頼する神社によって準備するものや内容が変わる部分が多いという点も費用の相場を決めることを難しくさせる要因でしょう。

神式が安いと思われる理由

神式の葬式は比較的安く行えると認識されている方がいます。その理由は、榊中心なのでお花代が掛からなくて済むということや、仏教のような戒名料がかからないと捉えられているからです。

しかし実際には、榊は確かに用いますが、供花や生花飾りも使われることもありますので、必ずしもお花代がかからないということはありませんし、戒名料はなくても神社への御礼は必要となります。

神式が高いと思われる理由

一方で、神式の葬式は比較的高くなると認識されている方もいます。その理由は、祭壇など商品やサービスの選択肢が少ないので見積もりが難しいことや、神社に玉串料を支払うことが必要であると捉えられているためです。

たしかに仏教スタイルの葬儀に比べれば、商品やサービスなど選択肢は若干少ないかもしれませんが、それほど大きな差はなく、神社に納める玉串料が仏教でいう御布施と比べて特段高額であるということもないでしょう。

費用について世間では色々なイメージがあるようですが、規模など宗教以外の条件が同じであれば、仏教で行う葬儀と神道の葬儀は費用的な差はほぼありません。

神道の葬儀後

葬儀後には神道式の場合、仏教の法要にあたるようなものはあるのでしょうか。

神道では法要にあたるものが霊祭(れいさい)として行われます。

神道では、人は亡くなると家や家族、子孫を守る神になるという考え方があり、霊祭は無事に神様になりますよう、また家や家族、子孫をお守りくださいと祈る場という意味があります。

神道の葬儀後について

神道の葬儀後には、10日ごとに「毎十日祭(まいとうかさい)」や「旬日祭(しゅんじつさい)」と呼ばれる霊祭があります。

亡くなってから50日目までの期間については、五十日祭のみ神社から宮司をお呼びして行うことが一般的です。

また、五十日祭が行われた翌日には「清祓の儀(せいばつのぎ)」という仏式でいうところの忌明け法要にあたる霊祭が行われます。清祓の儀とは、神棚や祖霊舎に貼ってあった白紙を外し、平常の生活に戻ることを意味するものです。

そして五十日祭から百日祭の間に行われる行事として、合祀祭(ごうしさい)があり、清祓の儀と合祀祭を同日に行うこともあります。合祀祭は、故人の霊を先祖の霊と一緒にお祀りするための儀式です。

五十日祭以降は、亡くなってから100日目の百日祭があり、そのあとは一年祭、三年祭、五年祭、十年祭といった式年祭が続き、一般的には五十年祭にて弔い上げとされています。

なお、霊祭も葬儀同様神社で行われることはなく、葬祭ホールや自宅で行われます。

神道の葬儀の祭壇

神道の葬儀では、もともと八足(はっそく)と呼ばれる白木の台を組み合わせた八足祭壇が一般的に使われていましたが、現在は生花で彩られた祭壇など他の形態の祭壇も見られるようになっています。

とは言いましても、神道の祭壇には神道の祭壇として守らなければならない約束事や、用意しなければいけない物品などがあります。

神道の葬儀の祭壇について

下記に神道式の祭壇に関して特徴的なものを紹介いたします。

三種の神器

神道の葬儀において三種の神器とは、鏡、曲玉(まがたま)、剣のことです。

祭壇の両脇に日旗(にっき)、月旗(げっき)と呼ばれる細長い旗が備えられ、この旗と共に三種の神器も設置されます。祭壇に向かって右側に日旗と鏡・曲魂、左側に月と剣という組み合わせとなります。

神饌

神饌は、先の項目でも説明いたしましたが、神様へ献上する食事のことです。なお、献上した常餞や魚や野菜などは、その後家族でいただきます。

この献上したものを家族がいただくことを「お下がりをいただく」と言います。基本的には食物を無駄にせず全てお下がりとしていただくのですが、魚については葬儀中常温にさらされて傷んでいることがあるので食べることは避けたほうが無難です。

また葬祭ホールでは式場内のスポットライトを照射している関係で、野菜や果物も熱せられて傷んでいることがあるので注意しましょう。

水引幕

水引幕(みずひきまく)は、祭壇が設置されるスペースとそれ以外の区域や、儀式が行われる会場と会場外などの境界を意味します。または水引幕は結界の役目をし、聖域を守る役目をする意味があるとも言われています。

幣帛と神輿

幣帛(へいはく)は、もともと神饌以外のお供え物の総称として使われていた言葉です。たとえば、布、紙、農耕具などがお供え物として用いられていました。この中でも布は古代において特に貴重品であるとされ、幣帛の「帛」も布を意味しています。

現在、幣帛は神道の祭壇にお供えしてある串の先に赤い紙を挟んだもののことを意味して使われることが一般的です。この赤い紙は布や紙など神饌以外のお供え物を象徴してお供えされているのです。

また神輿(みこし)と言いますと、お祭りのときに担ぐあの神輿を想像される方が多いかもしれませんが祭壇の一番上の段に設置されている神社の小型版のようなものも神輿と言います。

仏教の葬儀でも祭壇があり、一番上の段には輿(こし)と呼ばれるものが設置されます。仏式祭壇に設置されている輿は、もともと棺に納められた故人を運ぶためのものでした。これに対して神輿は、神様の乗り物という意味合いです。

神様は、神社が無い時代において山や川などの普段鎮座している場所から、祭事が行われる場所まで神輿に担がれて移動をしていて、それが現代の神式の祭壇に表れているものと考えられています。

大榊

大榊(おおさかき)は最低限、祭壇の両脇に1対置かれるお供え物です。仏式葬儀のときには生花の盛り篭が供物として祭壇両脇に何基か設置されますが、神式葬儀の場合には榊が供物として設置されます。

この供物として設置される榊を大榊と呼びます。全ての供物を大榊で行う地域もありますが、最低限である1対の大榊を供物として出して、それ以外の供物は白系の花を使用した盛り篭で行う場合が多いようです。

神道の葬儀の弔電

神道で行われる葬儀に関して、弔電も神道ならではのマナーがあります。 仏式葬儀のときと同じような内容の弔電を送ってしまうと、失礼にあたる可能性もありますので注意が必要です。

神道形式の弔電の留意点

弔電の文章には、神道以外の宗教用語を使わないということが特に留意したい点です。「成仏」、「供養」、「冥福」、「極楽」、「浄土」、「往生」は仏教の用語です。「昇天」、「召天」、「天国」はキリスト教の用語です。

これら仏教やキリスト教の用語は、神道の葬儀で送る弔電には使わないようにします。中でも「冥福」は、「冥福をお祈りいたします」のように頻繁に使われている文章であり、誤用しやすいので特に気を付けておきたいところです。

なお、弔電マナーに関するサイトで、「ご愁傷様」を仏教用語であると紹介しているところがありますが、これは誤りです。「ご愁傷様」は仏教用語ではありませんので、神道の葬儀では気にする必要はありません。

ただし、弔電で「ご愁傷様」という言葉を使うことは無いというのが実情ではあります。 それから、神道でも「重ね重ね」や「続きまして」など忌み言葉の使用はマナーに反することになりますので注意が必要です。

もう一点、弔電を送るときには台紙を選ぶことになりますが、蓮の柄が入ったものは仏教をイメージさせるので神道の葬儀では避けた方が良いでしょう。

神道の弔電で用いられる例文

例文1は神道のみで使える内容で、例文2は神道でも仏教でも使える内容となっています。

例文1:御尊父様の訃報に接し、御霊の安らかなることをお祈りいたします

例文2:ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。

最後に

今回は、神道のお葬式について流れ、作法、費用など総合的に解説してまいりました。

お葬式の中でも参列する機会の多い仏教の葬儀と比べると、神道独自の部分がたくさんあることがお解りいただけたと思います。葬儀社にとっても神道の葬儀を担当する機会は仏教の葬儀に比べるとだいぶ少ないのが現状です。

神道の葬儀に詳しい葬祭ディレクターも比較的少ないので、なるべく葬儀を行う地域で神社の葬儀についても実績、経験のある葬儀社を選択しましょう。

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