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四十九日の意味とは?必要な準備やマナーについても解説

四十九日の意味とは?必要な準備やマナーについても解説

仏教徒の多い日本において、「四十九日」という言葉に耳なじみのある方も多いのではないでしょうか。

しかし、「四十九日」という言葉にどのような意味があるのか、「四十九日法要」を行うためにはどんな準備をして、当日はどう進行するのか、そして費用はどれくらい掛かるのかなど、詳しいことを知る人はそれほど多くありません。

本記事では、四十九日の意味や四十九日法要のマナーなど、四十九日法要に関する基本的な情報を紹介します。

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四十九日の法要とは?

四十九日法要は、亡くなった日を1日目として49日目の「忌明け」に行うとされる重要な法要です(一部の地域では葬儀当日に行われることもあります)。

ここでは四十九日の法要を行うに当たって、準備しなければいけないことや気を付けること、四十九日の数え方や宗派による違いなども解説していきます。

四十九日の意味

そもそも「四十九日」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか。仏教では、人は亡くなってから49日かけて仏様になるための極楽浄土への旅をすると考えられています(浄土真宗は、「往生即成仏(亡くなったときに仏になる)」という考えを基本としています)。

それまでの期間は、7日ごとに閻魔様を含む十王によって生前の行いを裁かれる審判を受け、7回目、つまり臨終から49日後の裁きで、浄土へ往生できるかどうかの最終審判が下ります。

故人が浄土へと往生できるように、この期間は遺族も仏に供養し、自らの善行によって徳を故人に振り向けて祈ります。これは、存命中に悪行を重ねていた人でも、遺族が7日ごとに追善供養を行うことで、浄土への往生が叶うと考えられているからです。

臨終から7日後の法要は「初七日」の法要です。審判が降る49日後には、最終的な裁きによって故人が無事に浄土へ渡るよう祈るため、僧侶を招いて法要を催します。これが「四十九日法要」の本来の意味です。

かつては、こうした考え方に従って、7日ごとに法要が営まれました。しかし現在では、初七日、35日に当たる五七日(いつなのか)、49日に当たる七七日(なななのか)に営むことが一般的です。

また、四十九日は「満中陰」とも呼ばれます。

これは、臨終から次の生を得る間の期間を「中陰」と呼び、その期間が49日間であるとされる古代インドの「輪廻転生に基づく考え」からきています。中陰の期間は、7日ごとに中陰供養を行い、49日後は中陰が満ちる、あるいは終了するという意味になります。

さらに、四十九日法要は「忌明け法要」とも呼ばれます。初七日から始まる中陰法要、そして満中陰の法要を行ったことで、故人は仏様の元へ旅立ち、遺族は通常の生活に戻ります。

このように、節目となる四十九日は、「中陰を終える」「中陰の日々が明ける」という意味からきているのです。

四十九日の数え方

「四十九日」は亡くなった日から49日目とされています。

通常は、亡くなった日を命日として1日目と考えます。翌日は2日目、翌々日は3日目で、もし月曜日に亡くなった場合は、次の日曜日が初七日、7週目の日曜日が四十九日です。

ただし、亡くなった日の前日を1日目とする地域があるなど、日数の数え方が違うことがあるので注意が必要です。

例)5月1日が命日の方なら、6月18日が四十九日となります。

例えば、関西地方では、亡くなった日から6日目に初七日の法要を行うことがあります。月曜日に亡くなった場合は、その週の土曜日が初七日に当たります。その後、毎週土曜日が中陰供養の日となり、7週目の土曜日が四十九日です。

こうした数え方は、関西地方の「逮夜(たいや)」という風習の影響と言われています。

逮夜とは「亡くなった日の前夜」という意味で、命日や七日ごとの忌日の前日を指す言葉です。関西地方では逮夜に法要を営むことが多いため、本来の日付より1日早い法要が定着しているのです。

かつては、逮夜(前日)と当日の両方に法要を行いましたが、現在ではどちらかで法要を営むことが一般化しています。

また、四十九日が平日で親族が集まりにくいといった場合には、土・日曜にずらすことも可能です。この場合は、四十九日の日付より前倒しして法要を行います。

他には、四十九日法要が「三月またぎ」にならないかにも注意が必要です。

月の後半(15日以降)に亡くなった場合、四十九日が3カ月にまたがる計算になります。これを「三月またぎ」と呼び、四十九日と合わせて「始終、苦(しじゅうく)が身に付く(身付き=三月)」と読み取ります。このことから、月を三つまたぐのは縁起が悪いとされ、昔から避けられてきました。

あくまで慣習ですが、気になる場合は四十九日法要を前倒しで営みます。ただし、故人が亡くなってから35日目に行う「五七日法要」の後に四十九日法要を行うとよいでしょう。

【注意】宗旨宗派ごとの考え方の違い

死後の世界の捉え方は、宗旨や宗派によって異なります。

四十九日に関しても、真言宗や浄土宗、曹洞宗など、ほとんどの仏教宗派で共通していますが、浄土真宗は違います(下で詳しく解説しています)。

神道やキリスト教には四十九日法要はないですが、同じような意味合いの儀式があります。

それぞれどういった儀式があるのか、説明します。

浄土真宗

浄土真宗の基本的な教えは、「人は亡くなると、すぐに極楽浄土へ行ける(仏様になる)」というものです。これを「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ」と言います。

この教えから、浄土真宗は他の宗派のように、四十九日法要で故人が極楽浄土へ行けるように祈る必要がありません。

法要は行いますが、「故人を想い、仏縁に感謝する機会にするため」となることが多いようです。

神道

神道には、四十九日法要と同じような儀式として「五十日祭(ごじゅうにちさい)」があります。

故人が四十九日かけて極楽浄土へ向かうとされる仏式に対し、神道では「五十日祭を通じて故人の霊が家の守り神になる」とされています。

キリスト教

キリスト教では死は祝福すべきこととされ、四十九日法要はありません。しかし、カトリックとプロテスタントのそれぞれで似たような儀式が行われます。

カトリックでは、「人は天に召されると神の元に帰る」と考えられ、故人の死後1カ月目に教会で「追悼ミサ」を行います。

一方のプロテスタントでは、「人は天に召されると神に仕える者になる」と考えられています。こちらは故人の死後から1カ月目の命日に、自宅や教会で「記念集会」「追悼会」と呼ばれる儀式を行います。

四十九日までに準備することは?

四十九日法要の準備は葬儀後から始まります。しかしいざ準備する立場になると、何から手を付けてよいのか分からないこともあるでしょう。

具体的には以下のことを進めていきます。

  • 日程と会場の検討
  • 参列者への連絡
  • お斎の手配
  • 僧侶の手配
  • 法要当日の施主の挨拶の準備
  • 法要会場の席次や焼香の順番の決定
  • 献杯者の検討

それぞれ詳しく説明します。

日程を会場の検討

四十九日法要に避けるべき日はありません。ただし、四十九日が平日になる場合は、参列者が参加しやすいように土・日曜にずらすことも多いようです。その際は、四十九日より前に行うようにしましょう。後ろにずらしてはいけないというわけではありませんが、仏事では繰り下げるよりも、早めに繰り上げて行う方がよいとされているからです。

日程が決まったら会場を手配します。四十九日法要は、基本的に自宅や菩提寺、葬儀会館などで行います。法要後にホテルやレストランに移動して会食することもあります。参列者の人数や会食の数、交通のアクセスなどを考慮して決めるとよいでしょう。

なお僧侶の都合や会場の空き状況によっては、希望の日に四十九日法要が行えないことがあります。そうした事態を避けるためにも、日程の調整は葬儀が終わった直後から検討するとスムーズです。

参列者へ連絡(案内状の送付)

四十九日法要に親族や知人を招く場合は、1カ月前までに到着するように案内状を送ります。先方の都合を考えるとともに、法要の1〜2週間前には出席者の人数が把握できるようにしましょう。

参列者が身内だけであれば電話連絡で済ませてもよいですが、案内状がある方が丁寧で間違いがなく安心です。

案内状には時候の挨拶に続き、故人の氏名、誰の四十九日法要なのかを先に明記します。その後に法要の日時と場所、自身の名前と住所の順に記入し、最後に返信方法と期限を記載します。

また、四十九日法要の案内状には句読点を使わないのがルールです。これは、もともと日本語には句読点がなく、改まった文章には句読点を使わないという慣習があるためです。

案内状では、句読点の代わりに空白を利用して文章を区切るようにしましょう。

お斎(会食)の手配

お斎(おとき)とは、四十九日などの法要後に開く会食のことを指します。法要を行ったお寺や葬儀会館の一室、ホテルやレストランで振舞われることが多く、食事を通じて故人を偲び、参列者をもてなす気持ちを表します。

人数や場所によっては会食を行わないケースもありますが、その場合はあらかじめ四十九日法要の案内状に「会食がない」ことを記載しておくのがマナーです。重ねて法事後にもお斎をしない旨を伝えるようにします。

お斎の代わりに、弁当を用意して持ち帰ってもらうこともできます。返礼品を用意して、会食と同額程度の弁当を選ぶようにしましょう。こちらも案内状にひと言弁当の用意がある旨を添えておくと親切です。

僧侶の手配

菩提寺がある場合、住職に連絡を入れ、四十九日法要の手配をしてもらいます。

菩提寺がない場合は、葬儀を行った葬儀会館や仏壇仏具店などに相談すれば、僧侶を紹介してくれます。最近では僧侶の派遣専門のサービスもあり、そちらを利用する人もいます。

僧侶の手配ができたら、四十九日法要の日程や送迎方法を確認します。送迎は、喪主や遺族が行うのであれば問題ありませんが、僧侶自身で足を運んでもらうならば、お布施とは別に「御車代」が必要になります。

四十九日法要のお布施の額の計算も忘れずに確認しておきましょう。お布施はあくまでも気持ちを表すものですが、一般的には3万円〜5万円程度が多いようです。地域や宗派によっても異なるので、親族と相談して決めるのがよいでしょう。

納骨法要の手配

故人が入るお墓が既にあり、四十九日法要後に納骨する場合は、納骨法要の手配も必要になります。納骨するには、住んでいる市区町村役場から発行された埋火葬許可証(火葬済印付き)が必要です。こちらを用意した上で、どのように納骨するかを決めます。

納骨前に、あらかじめお墓を掃除しておくことも大切です。忘れずにきれいにしておきましょう。

お墓がない場合は、四十九日法要だけを先に行い、後日納骨する形でも問題ありません。

一周忌や三回忌で納骨する他、散骨を選ぶ人もいます。

法要当日の施主の挨拶の準備

四十九日法要で、施主が挨拶をするタイミングに決まりはありませんが、 法要開始後、法要終了後、会食前、会食後に行うケースが多いようです。

挨拶についてのマナーは後ほど詳しく解説します。

法要会場の席次や焼香の順番の決定

四十九日の法要では、葬儀ほど厳密ではありませんが、会場の席次や焼香の順番が決められています。席次は、祭壇を中心として、向かって右側が親族の席となります。座る順番は祭壇に近い上座が喪主、次に遺族、故人と縁が深かった親族、と続きます。反対の左側にはその他の近親者や友人・知人が座ります。

焼香の順番は、喪主が一番最初に行い、次に故人と近しい関係順に行うのが一般的です。しかし、地域や親族関係によってはこの通りにいかないこともあります。心配であれば、あらかじめ信頼できる親族に相談しておくと安心です。

献杯者の検討

献杯とは、会食の前に故人に対し杯をささげて敬意を表すことです。四十九日法要の会食の場で、献杯をする際に行う「献杯の挨拶と発声」を誰にお願いするかを事前に決めておきましょう。

多くの場合、喪主が会食の挨拶を務めますが、故人のきょうだいや知人が務めることもあります。

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四十九日に行われる法要は?

四十九日のタイミングでは、さまざまな法要が行われます。同じ仏式でも宗派によって内容に違いがあり、気を付けるべき点も異なります。自身がどの宗派で法要を行うのかを確認しておきましょう。

ここからは、四十九日に行われる主な法要を解説します。

四十九日法要

四十九日には、まず「四十九日法要」を行います。

故人への最後の審判がくだされる日となる四十九日目に、遺族が四十九日法要を行うことで故人の往生を願います。

開眼法要

開眼法要とは、新しく仏壇や位牌を購入した際に行われる法要です。葬儀から四十九日までは白木の位牌が用いられますが、四十九日を過ぎると本位牌となります。そのため、白木の位牌から本位牌へと故人の魂を移す「魂入れ」が必要となるのです。

仏壇や本尊を新しく用意した際にも、開眼供養を行う必要があります。代わりに使わなくなる仏壇などがある場合は、処分の前に「閉眼供養」を行います。

納骨法要

お墓や納骨堂を準備している場合、四十九日法要終了後、そのまま納骨法要を行うケースがもあります。墓前で僧侶にお経をあげてもらった後、骨壺を納め、再び読経しながら参列者が焼香を行います。

なお、四十九日までにお墓や納骨堂の準備ができているとよいのですが、難しいようならば、四十九日法要とは別の日に納骨法要を行いましょう。その場合は、一周忌法要や三回忌法要など、その他の年忌法要のタイミングであわせて行うとスムーズです。

お斎(おとき)

お斎は、全ての法要終了後に設けられる会食の場です。お斎では、僧侶や参列者への感謝の気持ちを示すとともに、思い出話を語り合いながら故人を偲びます。

四十九日法要での持ち物

四十九日法要には多くの持ち物が必要です。その場で準備できるものもあれば、あらかじめ用意しておく必要があるものまで、内容はさまざまです。持ち物一つひとつに意味がある大切なものとなるので、抜けがないように準備しておきましょう。

①数珠

仏教徒であれば、数珠は一人につき一つ必要となります。数珠の種類は、本式数珠は宗派によって異なりますが、日常使いできる略式の片手数珠を準備しておきましょう。

②魂入れの対象となるもの

葬儀から四十九日までは白木位牌を使いますが、四十九日法要以降は本位牌を仏壇に祀ります。本位牌を祀るには魂入れを行う必要があるため、必ず用意しておきましょう。

本位牌は新しくできるまでに1〜2週間かかるので、余裕を持って手配しておくと安心です。魂を抜いた白木位牌は僧侶に依頼して、「お焚き上げ」をしてもらいます。

浄土真宗では位牌は使わず、過去帳または法名軸を使います。ただし地域やお寺によっては位牌を使うこともあります。事前にお寺に聞いておきましょう。

位牌を用意する際に必要な知識は以下の記事でも取り上げていますのであわせてご覧ください。

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③僧侶へのお礼

お経をお願いした僧侶へのお礼として、お布施を渡します。

お布施は労働の対価ではないので、納骨を行う・行わないで変わるものではありませんが、納骨法要までお願いする場合は、少し多めにお布施を包む傾向はあります。また、必要であれば御宿代や御車代、御膳料も別途用意しておきます。

④法要を営むに当たって必要なもの

その他、四十九日法要で必要なものは、遺骨、遺影、引き出物(返礼品)、お供え用の花などです。返礼品は、基本的に形の残らない「消え物」がよいとされています。よく選ばれているのは海苔やお茶、洗剤などです。

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四十九日法要のマナー

続いて、四十九日法要を行う際に気を付けたいマナーを解説します。施主の挨拶や服装、お布施や香典返しなど、最低限のマナーを理解しましょう。

挨拶のマナー

施主が挨拶するタイミングに決まりはありませんが法要の開式、法話後の中締め、会食前、お開きに簡単に挨拶するとよいでしょう。

当日慌てないためにも、簡単で構いませんのであらかじめ内容を考えておくとよいでしょう。

<法要開始時の挨拶例>

皆さま、本日はお忙しい中○○の四十九日法要にお集まりいただきありがとうございます。

また、葬儀の際も温かい気遣いをいただきましたこと、改めてお礼申し上げます。

それではただいまより、故・○○の四十九日法要を始めさせていただきます。

ご住職、宜しくお願いいたします。

<法要終了時の挨拶例>

皆さまのおかげで、無事○○の四十九日法要を終えることができました。

この後、ささやかではありますが会食の席を用意しておりますので、時間の許す限りおくつろぎいただければ幸いです。

<お斎開始時の挨拶例>

改めまして、本日は○○のためにお集まりいただきありがとうございました。

○○との思い出話を語り合いながら、お食事を召し上がっていただければと思います。

お時間の許す限り、おくつろぎください。

<お斎終了時の挨拶例>

皆さま、本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

○○も、大変喜んでいることと思います。

皆さまから○○の思い出話をお伺いする度、○○の存在の大きさを改めて実感いたしました。

まだまだ寂しさを感じることもありますが、〇〇の生前同様にこれからも変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します。

また、心ばかりではありますがお礼の品を用意してございますので、どうぞお持ち帰りください。

本日は誠にありがとうございました。

服装のマナー

施主や家族は、三回忌までは喪服を着るものとされています。葬儀に参列する際に着用する一般的な喪服(準喪服)で問題ありません。参列者より簡略なものにならないよう、注意しましょう。

男性は黒のスーツまたは略礼服を着用して、ワイシャツは白、ネクタイ(結び方はプレーンノット)、靴、ベルト、靴下は全て黒のものを用意してください。ネクタイピンは光沢感のあるものが多いので着用は避けるのが無難です。ジャケットはシングルでもダブルでも構いません。

髪型は耳を出した清潔感のあるスタイルを心掛け、香りの強いワックスやジェルは使用を控えます。

女性は夏場でも露出はなるべく控え、長袖もしくは五分袖・七分袖で、膝が隠れる長さの喪服(ワンピース、スーツ、アンサンブル)を着用して、ストッキングや装飾品は黒のものを選んでください。靴は黒のパンプスが基本です。ただし、光沢のあるものやヒールの高いもの、つま先が出るものは避けてください。同様に光る金具がついたバッグ、キラキラとした時計なども避けたほうがよいでしょう。

髪が長い場合は黒いヘアゴムやバレッタなどのシンプルな髪留めで耳より下の位置でまとめるべき、と言われていますが、華やかな雰囲気でなければ、長さやまとめ方は厳密に考えなくてもよいでしょう。

アクセサリーは、結婚指輪やあまり派手でないパールやオニキスのものであれば問題ありません。

メイクをする場合もラメ感が強い華やかなスタイルは避け、ナチュラルメイクを心掛けます。口紅はベージュに近い色味のものを使用すると、派手さを抑えつつ清潔感のある雰囲気になります。

子供は、学校指定の制服があればそれを着用します。制服がない場合、男子は黒、紺、グレーなどのブレザーとズボンを着用します。女子の場合も、黒、紺、グレーのワンピースまたはブレザーとスカートを着用します。

靴は、黒の革靴があればそれを履きます。持っていない場合は、白、紺、黒のスニーカーや普段使いの運動靴(派手な装飾や光る素材でないもの)でも問題ありません。

お布施のマナー

四十九日法要の際に、僧侶に読経をお願いしたお礼としてお布施を包みます。表書きは「お布施」または「御布施」が一般的です。戒名を付けてもらう場合は戒名に対するお布施を渡しますが、戒名料と読経料とを併せて「御布施」として包みます。読経や戒名には「料金」「費用」という考え方はなく、「読経料」「戒名料」という表現は適さないので注意してください。

葬儀の際は、表書きは薄墨を使って記載しますが、四十九日法要の場合は普通の濃さの墨で記載します。

金額は地域や僧侶と喪家との関係によって異なりますが、通常は3万円〜5万円を基準として、開眼法要や納骨が四十九日法要と同日になる場合や、場所を移動する必要がある場合は、少し多めに包む傾向があります。

お布施の他にも、僧侶の会場までの交通費として「御車代」を、法要後の会食に参加されない場合は「御膳料」をそれぞれ用意します。御車代は5000円~1万円程度、御膳料も5000円~1万円程度が相場と言われています。

お布施はお経をあげてもらったことに対する「感謝の気持ち」、御車代は足を運んでくれたことへの「対価」となり、それぞれ包む意味合いが異なります。そのため「お布施」「御車代」「御膳料」それぞれ別の封筒に入れて渡すようにしましょう。

また、奉書紙を使うのが正式な包み方ですが、水引のない白い無地の封筒でも問題ありません。

渡すタイミングは、当日法要前の挨拶の際、読経を終えて僧侶が帰る際、会食をされる場合は食事を終えて帰る際が一般的です。

昔からの風習としては直接手渡しするのではなく、切手盆と呼ばれる小さなお盆または袱紗に乗せて、表書きが僧侶から見て正面になるようにして差し出します。ただ、現在は手渡しでも問題はないでしょう。

「お勤めいただきありがとうございます。お供えください」と、お礼の言葉を添えるとよいでしょう。

お布施をお渡しする際のマナーについては以下の記事でも解説しています。

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香典返しのマナー

四十九日法要では、参列者に対して「香典返し」「引き出物」などのお返しを用意します。この二つはそれぞれ意味が異なり、二つ同時に渡すこともあります。

香典返し

香典返しは、四十九日までの忌中に受け取った香典へのお礼に当たります。掛け紙は黒白か双銀の結び切りとし、表書きは「志」「満中陰志」(関西地方)とします。

香典返しには、消えものと呼ばれる消耗品を選ぶのが一般的です。これには、「悲しみや不幸が残らないように」との意味が込められています。

消えものの例としては、お菓子やコーヒーなどの飲み物、海苔やかまぼこなどの食べ物の他、タオルやせっけん、洗剤といった日用品が挙げられます。

食べ物の中でも、殺生をイメージさせる肉類や魚類は香典返しの品にはふさわしくありません。近年では、相手が好みに合わせて商品を選択できるカタログギフトを送るケースも増えています。

引き出物

引き出物は、四十九日法要当日に参列者からお供えを受け取ったお礼として渡すものです。熨斗は黒白か双銀の結び切りとし、表書きは「志」 「粗供養」とします。引き出物の内容は、香典返しと同じく消えものを選ぶことが多いです。

四十九日法要に掛かる費用

四十九日の法要に掛かる費用には、会場の使用料、飲食費、僧侶へのお布施、引き物代などがあります。

会場の使用料

自宅以外で四十九日法要を行うと、会場の使用料が必要になります。会場によって費用は異なるので、ウェブサイトなどを確認するか、直接問い合わせて確認しましょう。寺院の本堂などを借りて行う場合も同様です。

なお、ホテルを使う場合は、「法要プラン」などとして、飲食費などとセットになっていることもあります。

飲食費の相場

飲食費は料理のグレードによって異なってきますが、1人当たり3000円~1万円が相場の目安と言われています。参列する人数や顔ぶれなどを考えて、予算を決めましょう。

また、会食を行わない場合には、参列者に持ち帰ってもらう折り詰めなどの費用が必要になります。持ち運びの負担や気温・時間経過による劣化などのリスクを考え、最近ではグルメカタログギフトを渡すケースもあります。

飲食費は参列者が増えれば増えるほど高額になります。予算が気になる方は、事前に法要にどれぐらいの人数が参列するかを把握しておくことをお勧めします。

お布施の相場

四十九日法要のお布施の金額の相場は3万円〜5万円程度と言われています。納骨を同日に行う場合は納骨式のお布施としてさらに1万円〜5万円程度を包みます。また、御車代は5000円〜1万円程度、御膳料も5000円〜1万円程度が相場です。

引き物の相場

引き物は1人3000円ほどを目安に、会食を行うかどうか、あるいは料理のグレードとのバランスを考えて決めるとよいでしょう。

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まとめ

四十九日は、故人が浄土への往生の審判が下る日とされています。このため遺族は、初七日から7日ごとに供養を行います。

四十九日法要は数ある法要の中でもとりわけ重要とされ、僧侶を招いて読経を依頼し、参列者に会食を振舞うなどして、盛大な供養を行い、故人の往生を祈ります。

慌ただしい葬儀前後の時間の中でも、大切な法要の準備をしっかりと進め、儀礼や地域の慣習にかなった儀式、真心のこもった四十九日法要が営めるように、この記事を参考にしてください。

監修者コメント

仏教では、死から来世での生を受けるまでの四十九日間を中有または中陰といいます。この間、針の山を超えたり、三途の川を渡ったり、閻魔大王の審判を受けたりするのですが、死出の旅路を無事に通過できるよう、法要が営まれます。


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急に葬儀の準備をすることになった、葬儀費用の相場を知りたい、複数社から葬儀の見積もりを取って検討したい等、安心葬儀スタッフがサポートします。
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TV
メディア掲載情報
  • TBSテレビ「ひるおび」 / 備え 人口の3割が高齢者に 健康なうちに「終活」を (2023年9月26日放送)
  • 日本テレビ「news every.」 / 特集:知りたい!/「終活」の話(2022年12月27日放送)
  • NHK番組「首都圏ネットワーク」/コロナ禍の不安どう解消する?(2022年5月31日放送)
※ 安心葬儀にて実施した「親の終活に関する意識調査」の結果が紹介されました。
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